ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。不安・パニック障害の症状で、誰もが経験すると言ってもいいぐらいの予期不安。あなたも、もしかするとそうかもしれませんね。今日は、予期不安についてちょっと考えてみたいと思います。少し見方を変えるだけで、理解が変わると、不安に対する感じ方が和らぐと思っています。最後まで、読んでくださいね。———————————-予期不安は、パニック発作をくりかえすうちに、発作のない時も、次の発作を恐れるようになります。「また発作が起きるのではないか」そんな不安をあなたも、感じていたのではありませんか?そして、「次はもっと激しい発作ではないか」「今度こそ死んでしまうのでは」「次に発作が起きたら気がおかしくなってしまう」と、ドンドン悪いほうへ考えてしまいます。こういった不安が消えなくなってしまうんですね。脳とパニック障害発症のメカニズムを考えてみると、脳にストレスが加わり、誤作動が起きる事で、症状が出るのが、不安・パニック障害ですよね。予期不安の状態は、自ら脳に負荷をかけているので、症状を起こしやすくしていると言えるわけです。「発作が起きたらどうしよう」の、予期を自ら当てていることになるんです。あなたは、こんな状態は嫌ですよね。ならば、「予期不安なんて思わないようにしよう。」と、考えてはいけません。余計に不安にとらわれてしまいます。そもそも症状としての予期不安ですが、実は、健康な人も考えることなんです。「○○になったらどうしよう。」大事なことほど人間は不安になるものなんです。だからいいんです。大事なことほど、慎重に準備をすればいいんだし、対策を実行すればいいんです。なので、「余計な不安は思わないようにしよう。」と、気持ちをそらすことはとても重要です。発作は、起きるかもしれないし、起きないかもしれないです。ならば、起きないように気持ちをそらすように、少しずつ練習してみましょう。そうやって、出来ることを努力していれば、少しずつ悪い予期から、望む未来をイメージできるようになってきます。この考え方は、健康な方でも同じです。いつ死ぬかわからないからと、死を恐れすぎては動けなくなってしまいます。失敗を恐れては、目の前の幸せも逃してしまいます。あなたは、この考えをどう思いますか?どんな人でも、先の不安をゼロにはできません。だからと言って、先の不安を大きくする必要はありませんよね。“不安の先取りよりも、望む未来をつかむようにすること”これは、不安・パニック障害の治療にも、幸せな人生をつかむことにも、大切なことだと私は感じています。最後まで、読んでいただきまして、
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