ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。発作が怖くて苦手なことができてしまうパニック障害。それを克服するためには、少しずつチャレンジを繰り返すことが大切です。症状が怖いのに、それに挑んでいく事はとても大変です。なので、できるだけ怖くないように工夫をして、チャレンジしていただくのですが、それでも全く怖くないと言うわけにはいきません。中にはちょっと頑張ればできるはずのチャレンジも、「できません。」の繰り返しの方や、なんとなく億劫になってしまい、やらなくなってしまう。そんな方も少なくありません。気持ちはとてもよくわかるのですが、あまりにもチャレンジを避ける方を見ていると、私は子供の頃に見た、アルプスの少女ハイジに出ていたクララちゃんを思い出してしまいます。大金持ちの娘さんで、足が悪く、車椅子に乗って生活しています。でも、本当は足が動くのに、歩く練習が怖いためずっと車椅子のままです。周りにたくさんの人がいてお世話をしてくれるので、困っていないと言うことも理由の1つだと思います。でも、結局クララちゃんは歩けるようになりますよね。それは、ハイジが危険に晒された時に、弾みで立つことができたから。それが自信になり、練習を重ねて歩くことができるようになったわけです。もう少し詳しく考えてみましょう。クララちゃんが歩けるようになったのは2つの要因があると思います。———————————–それは、動機と勢いです。———————————–ハイジが危なかっから、助けようと言う強い気持ちが起きてつい立ち上がりました。助けたいと言う気持ちと、驚いた勢いが本来の力を引き出してくれました。あなたはどう思いますか?私は無理強いをクライアントさんにさせるのは好きではありません。背中を押す事はしますが、強制しない方針でセッションをしています。どこまで治療を進めたいかは、あなたが決めれば良いことなんです。多少不自由でも、あなたがそれでいいなら、そのまま暮らすのが幸せだと思います。でも、本心はもっといろんなことができる生活を望んでいる。そんなあなたに気づいたなら、その気持ちに正直であって欲しいんです。「最初と、途中はとても大変でしたが、いざやってみると何とかなりましたね。」そんなことをクライアントさんはおっしゃいます。あなたの望んだ生活に近づけるように私は心から応援しています。最後まで、読んでいただきまして、
|
---|
