クライアントのMさん(36歳女性)は、仕事の帰り道に車を運転中、久しぶりにザワザワする感じがありました。最近とても調子が良く、久しぶりの嫌な感じに、大事をとってコンビニの駐車場で休憩することにしました。呼吸を整えて、飲み物を飲んで、スマホでゲームをしていましたが、なかなか治まりません。「最近、仕事が忙しかったからかな?」そう思いながら、少し焦ってきました。ゲームも飽きてきたので、今度は写真を見ていると、3年前に家族で旅行に行ったときの様子がありました。「一時期は家から出られなかったのに、今は仕事にも行って、旅行にも行けたわ。」「笑顔の写真や、まだ小さかった頃の子供たちの笑顔を見ると、なんだか感激して、涙がこぼれてきました。「あのまま引きこもりにならなくてよかった。」そう思ってひとしきり泣いていると、症状も消えてとても楽になっていました。驚くほど楽になったので、そのまま運転して帰ったのでした。Mさんは気持ちを切り替えようと、ゲームをしていましたが、なかなかうまくいかず、ゲームをしながら頭の中は不安なことを考えていました。そこで、家族の旅行写真と言う気持ちの入りやすいものを見たところ、涙が出てきたと言うことです。涙を流すと言う事は、コルチゾールというストレス物質を流してくれるし、副交感神経優位の状態なので、交感神経優位のパニック症状は治まりやすいです。対処法として、何かをしても気持ちも入っていかないと切り替わりにくいし、気持ちさえ入れば、消えていくのも早いです。あなたは、いつもどんな方法で切り替えていますか?あなたには、あなたに合った、対処法が必ずあると思います。上手に使って、症状を和らげながら、安心する気持ちを育てていってくださいね。最後まで、読んでいただきまして、
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不安・パニック障害 発作を抑える涙の力とは!