ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。

あなたは、

心の病になってから、

怖くて出来なくなったことは
ありますか?

わかっているけど、

怖くて一歩が出ない、、、。

そんな状態は、

本当に辛く苦しいですよね。

今日は、最初は怖くて

一歩踏み出せなかったけど、

セッションを卒業した

クライアントさんの事例を

お伝えします。

Aさんは、病歴20年以上で、

ここ5年ぐらいは

家から1歩も出られません。

「もう一生このままなのかもしれない。」

そんな半ば諦めていたところ、

私のホームページを見て

セッションを申し込んで

くださいました。

「もう治らないと思っています。

でも、あきらめ切れないので

申し込みました。」

そんな状態からのスタートでした。

お話を伺うと、

どうせ家から出られないので、

いつもパジャマで

1日中過ごしているとの事でした。

なので、まずは顔を洗って、

歯を磨いて着替えることから

始めました。

最初は、それすらできずに

自分を責める毎日。

私にいつもLINEで、

「こんなこと繰り返しても

しょうがないですよね。」

と、辛い気持ちを

聞かせてくれました。

でも、そんな事はありません。

少しずつ、少しずつ、

繰り返していたら、

“その努力が必ず良い変化を

もたらしてきます。“

着替える時ことができ、

とりあえず家から

少し出られるようになりました。

でも、なかなか自信に結びつきません。

「だって、こんなこと

誰でもできるじゃないですか。」

Aさんは自分の努力を

認めることができませんでした。

そんな時、私は、

「Aさんは病気でできなくなって

しまっているだけですよ。

Aさんが悪いわけではありません。」

「病気の人につらく当たっては

ダメですよね。

なら、自分にも優しくして

あげてください。」

そうお話をして、

小さな実践を積み重ねました。

そして、長い一進一退を

繰り返しながら、

近所の自動販売機で

ジュースを買って飲んだ時、

涙が止まらなかったそうです。

そこからも少しずつ、少しずつ、

小さな目標を

クリアしていきました。

時には、やっとできるように

なったことが、

また、できなくなってしまうことも

ありました。

Aさんはそのたびに涙を流して、

苦しんでいましたが、

今、できることを

精一杯やり続けました。

電車に乗れるようになり、

買い物できるようになり、

今では、正社員として

就職することもできました。

今でもたまに、

何かあると連絡をいただけます。

元気に暮らしている様子を

聞くたびに、

今まで一緒に頑張ってきたことを

思い出します。

私はそんなAさんを

尊敬しています。

なので、もし、あなたが、

「私は何もできない」とか、

「こんな事を繰り返しているだけで、

本当に治るのかな」

と不安になったら、

そんな時ほど、

先のことをあまり考えないで、

“今だけに集中して、

やれることをやってください。“

必ず花開く時が来ると思います。

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人間は、苦手なこと、怖いことに

チャレンジしにくい生き物です。

それは、当たり前ですよね。

怖いんだから、、、。

でも、そんなことを

乗り越える力を秘めているのも

人間です。

先を見すぎると

辛くなる時もあるでしょう。

そんな時は,

今自分のできることを見つめて、

小さなできることを

大切にしてくださいね。

心から応援しています。

最後まで、読んでいただきまして、
ありがとうございました。

今日も、あなたの心が、

穏やかに過ごせますように!