ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。全ての病気に言えることだと思うのですが、“表面に出ている症状だけでなく、病気の根っこを断つこと”が、とても大切だと思います。特に、心の病は、今、つらい症状を和らげることと、根っこを絶やすことは、表裏一体です。今日は、“発症した時に注意してほしい二つのポイント”についてお伝えしたいと思います。クライアントのDさん(37歳 男性)は、不動産の営業をしています。成績もよく、ハードな仕事をこなしていましたが、ある日、残業帰りの地下鉄の中で、過呼吸の発作がおきてしまいました。翌日、病院で診察を受けましたが、異常なし。パニック障害の恐れがあるといわれ、精神科を紹介してもらいましたが、なかなか足が向きません。ならば、医療や薬に頼らないで治したいと、セッションに申し込んでくださいました。Dさんは、不安感と過呼吸の発作に苦しんで、地下鉄に乗ることも怖くなっていました。こんな時、治療のポイントは二つです。一つ目は、【不安感を適正にする】【過呼吸を抑える】【地下鉄に乗れるようにする】など、今つらい症状を改善すること。二つ目は、【なぜそうなったか、原因を取り除く】こと。特に二つ目をしっかりとやっていくと、再発しにくいんですね。Dさんは、成績がいい分、ノルマに追われ、営業会議でも責められることが多かったようです。長時間労働は当たり前で、食事、運動、睡眠もめちゃくちゃでした。なので、Dさんは勇気をもって、会社と話し合い、職場や生活環境の改善をしました。そして、一番大切な、“自分で自分を追い込み、無理をするクセ”を手放したのです。今では、体調の回復に合わせて少しずつ、営業職に復帰することができ、再び活躍していらっしゃいます。————————————あなたも、今、苦しんでいる症状があるのなら、その根っこがあるはずです。それを取り除いていくことを意識してみてくださいね。「無理していないかな?」「余計な心配していないかな?」「ちゃんと楽しんでいるかな?」「自分を責めていないかな?」自分で自分のことを気にかけて、しっかりといたわってあげてくださいね。あなたも、人に気を遣うのもいいですが、自分にも心を配ってあげてくださいね。応援していますよ。^^最後まで、読んでいただきまして、
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不安・パニック障害 発症した時に注意してほしい二つのポイント