ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。不安・パニックなど、心の病になった方は、何かを恐れて、いろんなことができにくくなっています。そんな時は、“なぜそうなったか。”“どうすればいいか。”“少しずつチャレンジする”の、3ステップで改善していくことが基本です。そうしていくことで、出来なかったことが、出来るようになっていくのですが、頑張って一歩前進した時に、よくクライアントさんがおっしゃる言葉があるんですね。例えば、乗れなかった電車に一駅乗れた時、「先生、一駅乗れました!」「頑張りましたね!」「でも、次は乗れないかもしれませんけどね。」こんな感じです。あなたも、今、「わかる~」って思いませんでしたか?私も気持ちはとてもよくわかりますし、そんな気持ちになってもいいんです。ちゃんと治っていきますから。まず、「次はダメかも。」と、思うのは、いわば、“症状によって見せられている幻想”なんですね。“脳の誤作動から、不安物質ノルアドレナリンが、出やすくなっている”のが、発症のメカニズムです。よく考えていただくとわかるのですが、「次はダメかも。」と、思うのにたいした理由はありません。確かに未来のことはわかりません。でも、ダメだと決めつける理由もないんですね。“不安になりやすい病気なので、自分で不安を作り出している。”とも、言えるのではないでしょうか。なので、もし本当にできなくても、「やっぱりできなかった。」ではなくて、“できにくい状況を引き出してしまった。”と、言えるんですね。でも、そう思うことは仕方がないのかもしれません。症状によって不安になるクセがついているし、出来なかった経験が、心に重くのしかかっているから。そんなつらい気持ちを緩めていくには、根気よく、小さく、実践していくこと。そうすれば、不安グセは少しずつ消えていきます。筋肉と一緒で、思考のクセや心も、繰り返しのトレーニングで改善されていきます。「できないかも。」と、思ってしまったら、「いいや、そんなことはない。大丈夫。」とか、「今、出来ることをやればいいんだから、気楽に行こう~」など、あなたを励ましたり、あなたの緊張を緩める言葉をかけて“応援して”あげてください。応援したら、そのあとは、不安にとらわれないように、気分転換してみましょう。好きな音楽を聴いたり、誰かとおしゃべりしたり、映画を見たり、何でもいいです。“気分良く過ごす時間”を増やしてくださいね。————————————-少し補足をしますと、「次できなくても」いいんです。人間の体というものは、ポジティブな変化こそ、ゆっくり身についていくものだし、ギザギザと良い悪いを繰り返しながら、身体も心も改善していきます。これは、“自然の法則”です。次できなくても、また、やれば、繰り返すことで、良い状態は定着していきます。“今、出来ることをやれば、大丈夫!”あなたも忘れないでくださいね。私は、あなたを支え続けますから、安心してください。最後まで、読んでいただきまして、
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不安・パニック障害 苦手なことにチャレンジした時あるある^^