ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。もう、二年前に私のセッションを卒業したクライアントさんで、こんな方がいらっしゃいました。Uさん(28歳 男性)は、サラリーマンで、上司がとても苦手でした。「先生、僕は、課長に嫌われているんですよ。」いつもそんなことばかり、気にしているんですね。「どうしてそう思うんですか?」すると、「目つきで、わかるんですよ、、、、。」なるほど。でも、目つきで100%決め付けるのもどうでしょうかねぇ~。これを、”人の心を悪く読む思考”と、言います。なぜか人の心が読めると思っていて、しかも相手が自分のことを否定的に思っていると考える。そして、相手に確かめない。そんな、”つい悪く考えてしまう”思考のクセを言うんです。では、どうしたらいいのでしょうか。そんな時ほど、苦手な相手との距離を、少しずつ縮めていきましょう。人とのコミュニケーションのトラブルは、大きく分けると、”距離が近すぎるか、遠すぎるか”このどちらかなんですね。Uさんの場合は、思い込みの要素が大きいですから、距離が遠すぎますね。なので、少しずつでいいので、話す機会を増すようにするといいです。挨拶をきちんとしたり、嫌な報告ほど、早めに報告したり、時には、雑談も大切ですよね。そうやっているうちに、気になっていた”目つき”も、優しくなってきたある日、逆に、こう言われたそうです。「お前、最近、前より、元気そうになってきたよな。」そうなんです。今までは、Uさんが思っていたように、上司の方も、Uさんのことを、「元気のないやつだな。仕事嫌なのかな。」と、不審に思って、心配して見ていたようなんです。だから、心配そうな目つき=嫌な目つきになっていたんですね。「悪く思い込んだ、私が悪かったんですね。」と、セッションで明るく話してくれたUさん。卒業した今でも、元気に楽しく働いているそうです。よかったですね。^^—————————-あなたは、「あの人は、どうせ私のことを嫌いに違いないわ。」なんて、思うときはありませんか。そんな思い込みで、いろんなことを決め付けると、ストレスがどんどん溜まってしまいますよね。それでは、悩みは大きくなり、症状は、悪化するだけです。親しくなる必要がない方とは、距離を置いてもいいとは思いますが、そうじゃない方とは、Uさんのように、”ちょっと、勇気を持って距離を縮める”そんなことを、してみるものいいと思いますよ。ほんの少しの勇気が、あなたの、心を楽にしてくれる。少しずつでいいので、やってみることをオススメいたします。最後まで、読んでいただきまして、
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不安・パニック障害 病気や悩みの根っこを断つ方法⑥