ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。先日、 Nさん(34歳女性)とセッションをしていたときのお話です。Nさんは、外出できないことで困っています。自宅にいる以外は、ほとんどどこにもいけません。緊張をして、いつも発作が起きてしまうんですね。そして、とても強く「家に帰りたい!!」と、思ってしまいます。以前、Nさんは、、強い恐怖感に襲われて家に逃げ帰り、「あ~助かったぁ~。」と、いう経験をしています。その時の安堵感が頭に残ってしまったんですね。なので、緊張感を感じると家に帰りたくなってしまうんです。「行動療法してもうまくいかずに帰りたくなってしまう。」そんな自分が嫌で、自己嫌悪に陥ってしまいました。このような心の奥にある安堵感に回避行動が結びついている場合が少なくありません。そんなときは、まず回避行動で自己嫌悪に陥らないところから始めます。Nさんの場合は「家に帰ってもいいんだよ」と、いうことですね。そして、自分を縛り付けている自己嫌悪を緩めていく。「何かあったら、家に帰れば良いんだ。」そうやって逃げ道を作りながらだと、案外、うまくいきやすいです。そして、少しずつ「家に逃げなくても大丈夫」という行動を上書きしていくんですね。———————————思考や考え方がパニック障害を改善する上でとても重要だとお伝えしてきました。Nさんのケースは自分の思考に縛られてしまっている典型的な例です。「家に帰る自分は、ダメな自分だ。治らない。」なんてね。そんなことはありませんよね。^^あなたも、自分を縛り付けているものはありませんか?誰も、心が窮屈なことを望んでいる人はいないんですね。でも、つい知らない間に縛り付けてしまう。なので、いつもあなたの心に問いかけてあげてくださいね。「何かに囚われていませんか」って。心を開放してあげるとみるみる症状が改善に向かっていきますよ。最後まで、読んでいただきまして、
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回避行動が弱まる大切なポイントとは!?パニック発作 広場恐怖 外出恐怖