ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。先日、セッションでKさん(27歳 女性)と、ストレスについて話していました。Kさんは、営業の仕事をしています。3年前に対人恐怖症になってから人前に出るのが苦手になってしまったんですね。「営業としては、致命的だわ。」一時はとても落ち込んだのですが、今は、随分良くなってきました。あとは、特定の取引先との仕事の時だけ起きる発作がなくなればOK!!なので、「もう一息で治る!!」でも、あと、本当に少しが乗り越えられませんでした。その理由が、Kさんとお話をしていてわかったんですね。それは、”ストレスを悪いものと決めて消し去ろうとしすぎている。”ことなんですね。私が実践を重ねているクライアントさんによく言う言葉があります。—————————-症状にとらわれてはいけない。うまくやることにこだわりすぎてもいけない。—————————-Kさんの場合は、あと一息で治るので、少し焦ってしまって、ストレスを悪者だと決め付けて消し去ろうと焦っていたんですね。実は、ストレスには、良いストレスと、悪いストレスとあります。悪いストレスは、苦しさを感じたり、無気力な気持ちになるネガティブなストレスです。余計な心配などがそうなんですね。そんな悪いストレスは消しさればいいんです。”でも、良いストレスは自分を成長させるし、パフォーマンスを高めてくれるんですね。”受験勉強がいい例ですよね。なので、ストレスを取り除くことを考えるばかりではなく、ストレスをポジティブに捉えて、上手く利用すればいいんです。そうやって、ストレスを自信や、やる気に繋げれば、「ストレスはあってもいいんだぁ~」と、安心すれば、ストレス耐性を向上させることにもなるんですね。Kさんにこうお話しすると、「そういえば、前はプレッシャーを楽しんで仕事をしていたことを思い出しました。」「この病気になったので、ストレスはダメだと決め付けて焦って消そうとしていました。」でも、私が「ここまで頑張ったから体験できたことですよ。もう一息で治りますよ。」Kさんは、なんだかすっきりした表情で明るく笑ってくれたんですね。——————————-一般的にストレスは、悪者でなくすことが良いことだと思っているんですね。あなたも、そうなのではないでしょうか。これからは、良いストレスか悪いストレスか、きちんと見極めることを意識するといいと思います。良いストレスは、人生に充実感をもたらしてくれるんですよ。適切な目標などは、適度なストレスが掛かるので、あったほうが頑張れませんか?あなたも、良いストレスを味方にして、対人恐怖症を卒業していきましょうね。最後まで、読んでいただきまして、
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対人恐怖症 ストレスは悪?それとも、、、