ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。不安・パニック障害は、不安や恐怖に心と体が囚われていろんなことが、できなくなったりなってしまう。そんな病気です。それを克服するためには、”できなくなったことに少しづつチャレンジしていく”ことで、改善していきます。でも皆さん、家事や育児仕事で忙しいです。なかなか実践が進まないこともありますよねぇ。今日は、”そんな時にどうすればいいか”というお話です。—————————-先日、 Nさん(34歳女性)とセッションをしていたときのお話です。この方は、大変強い広場恐怖に悩まされていました。自宅にいる以外は、ほとんどどこにもいけませんでしたが、最近は、外食や、買い物が普通にできるようになって来ました。もっといろんなところに行けるようになりたいのですが、子供さんが、まだ小さいので忙しく実践する機会が作れなかったんですね。なので、「最近、調子がよかったのに実践ができなくてもったいない気がします。」「もっといろんなことができるようになりたい!」「どんどん大きなことに挑戦して行きたいんです。」こう、おっしゃいます。でも、旅行とかはなかなか実践できないですよね。では、旅行に行けるようになるまで、何もできないのか。そういう時に、どうすればいいのか。”小さな実践でもいいので、できることを繰り返す。”これで効果が現れてくるんですね。どのクライアントさんも、家事や育児、仕事にとても忙しくしていらっしゃいます。そうなると、どうしてもやりやすいことから実践します。なので、大きな実践は最後まで残ってしまうんですね。そんな時こそできることから、”小さな一歩”でコツコツと。この基本に帰っていただきたいんですね。できないことを気にして焦るよりも、———————–大きなことはできなくても、できることをコツコツ実践してやり続ける。———————–これが、大切なんですね。コツコツ実践してみると、「最近症状が落ち着いてリラックスしている自分に気がつきました。」このように心も体調も安定してくるんですね。そうすると、今まで苦手で避けていたことも「できるような気になってきた」と、おっしゃる方が多いんですね。こうやってしっかりと自信を付けてから、大きな実践に挑戦すると、あっさりできてしまうことも少なくありません。あなたも、忙しくてなかなか進まないと焦ってしまう時はありませんか?でも、焦る必要は全くないんですね。いくら忙しくても、全く何もできないことはないはずです。ほんの少しだけでも、なにかを実践してみる。その積み重ねが必ず身を結びます。努力は必ず報われる。あなたも、この言葉を忘れないで、小さな一歩を出し続けていきましょうね。最後まで、読んでいただきまして、
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認知行動療法 なかなか実践が進まない時の進め方