ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。前回の投稿は読んでいただけましたか?今回も、発作の起きやすい場所の克服の、違うケースをお伝えしましね。よろしくお願いいたします。———————————-クライアントのYさん(30歳 男性)は、ギタリストのお仕事をしています。リハーサル中に、過呼吸の発作で倒れてから、異常発汗や、動悸、手の震えが起きるようになり、ギターが弾けなくなってしまいました。「もう、ギター弾けないんですかね、、、。」そんな状態からスタートしたYさん、努力を重ねて、ギターが弾けるようになり、リハーサルや、本番でも発作が起きなくなりました。でも、、、、。なぜか発作が起きる時があるんです。「ここまで頑張ってきたのに!」発作が起きるたびに、今まで積み重ねてきた自信が崩れそうになるYさん。私も、必死に支えながら、原因を探していました。ある日、Yさんといろんなことを、再確認しようと細かくヒアリングをしていたら、発作が起きる時は、特殊なセットや演出で、緊張感が高まるような仕掛けがしてあることがわかりました。他の感受性が高いアーティストさんたちも、倒れる人が出ていて、不思議に思っていたようです。「じゃあ、よくなっていないわけではないんですね!」少し元気を取り戻したYさん。少しずつ特殊演出にも、慣らしていくことが出来て、今ではちゃんと納得のいく演奏が出来るようになりました。———————————-広場恐怖は、特定の場所が苦手になる症状ですが、何によって起きているのかを良く見極めることが大切なんですね。Yさんのように、自分以外の原因がある時は、それを理解するだけで、改善への第一歩を進んでいけるときがあります。原因がわかれば、安心して実践していけますからね。自分に改善ポイントがある場合と、自分以外にある場合を、きちんと見極めて、対応していくこと。そうじゃないと、出来ない自分を、つい責めてしまったり、改善方法を間違えてしまいますからね。二回にわたってお届けした、「発作が起きやすい場所の克服」は、いかがでしたか?少しでも、症状改善のお役に立てたら幸いです。最後まで、読んでいただきまして、
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不安・パニック障害 発作が起きやすい場所の克服②