ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。今回と次回の投稿は、発作が出やすい場所についてお話しします。発作が起きやすい苦手な場所を、克服するには、【どうしてそこが苦手なのかを知ることが大切です。】簡単に言うと、発作が起きるかもしれないと、思うから苦手なんですが、“なぜ、発作が起きると思うかを知ることで、アプローチが変わってきます。”事例を交えて、お伝えしていきますので、ぜひ、読んでくださいね。よろしくお願いいたします。———————————クライアントのBさん(34歳 男性)は、こうおっしゃいます。「会議室に入ると、発作が起きそうになるんです。」営業職だったBさんは、営業報告会議の時に、発作で倒れてから、子会社の総務に出向しています。体調が整うまで、雑用をやっているので、もう会議に出ることはないのですが、今でも、中に入るだけで、具合が悪くなるそうです。「いつかは、営業に戻りたいですけど、無理ですよね、、、。」あなたも、Bさんの気持ち、よくわかりますか?これは、会議室という場所と、発作が起きたことをリンクさせてしまっているんですね。でも、よく考えると会議室と、パニック発作は関係ないことがわかります。発作が起きた時の状況は、決算前、社長が特別に出席する会議でとてもストレスがかかっていて、Bさんの部署は目標の進捗が悪かったんですね。なので、Bさんは部下の分まで数字を上げようとして、休んでいなかったこと。真面目で、自分を責めやすいBさんは、全責任を負う覚悟で、頑張りすぎていたこと。このようなことが、ヒアリングでわかってきました。要するに、発作の原因は、”会議室という場所、ではなく、状況、体調、心理にあるといえるんです。”仮にこの会議が、さわやかな草原でおこなわれていても、発作は起きたかもしれませんね。なのに、過度に会議室という場所を怖がることは、ナンセンスと言えますし、“単なる幻想”に過ぎないんですね。なので、怖くなってしまった心を、少しずつ慣らしていけば、大丈夫なんですね。Bさんは、今の話を理解したうえで、一人でこっそりと、会議室の掃除を始めて、「会議室にいても、大丈夫。」と、いう“心の上書き”を、していくことをしました。あわせて、体調を整えることと、自分を責め、全てを背負い込んでしまう“思考のクセ”を改善していきました。今では、再び営業職で、活躍しています。——————————-広場恐怖は、表面上の苦手ばかりに、とらわれていては、改善を複雑にしてしまいます。最初は、“正しく原因を知ること。“ここから始めてくださいね。応援していますよ。^^最後まで、読んでいただきまして、
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不安・パニック障害 発作が出やすい場所の克服①