ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。あなたは、発作が怖くてできなくなったことはありますか?怖くなって、出来なくなると、落ち込みますよね。今日は、そんな時に、どうすればいいかと、いうお話です。先日、 6回目のセッションを終えたHさん (39歳 女性)。Hさんは最初は、乗り物に乗ることが全く出来ませんでした。誰かの付き添いがあってもダメだったんです。でも、セッションをはじめてから2ヶ月ほどで乗れるようになったんですね。Hさんは、人間には、誰にでもある特性を生かしたから乗り物に乗れるようになりました。それは、何かと言うと、”適応力”なんですね。繰り返し続けていると、心と体が慣れてくるということです。————————調子が悪いなりにベストの状態に持っていく————————わかりやすく言うと、”今できることを精いっぱいやる。”そうすると、慣れが進んでくるんですね。誰でも、早く病気を治したいと思っています。なので、失敗を恐れて調子が悪いとやめてしまう傾向にあります。無理をしてはいけませんが、Hさんは、調子が悪いから辞めておこうではなく、悪いなりにできることを少しでもやってみたんですね。例えば、「今日は調子が悪いので電車に乗って出かけるのをやめよう、」ではなく、「調子が悪いので、電車に乗るのはやめて自転車で少しだけ出かけよう。」こんな感じで、調子が悪いなりにできることをやるんですね。すると、結構うまくいくことが多いんですね。クライアントさんのお話を聞いていると、少しでも調子が悪い=全部中止と、いう方が多いように感じるんですね。やめるかどうかは、自己判断なので、無理をする必要はありません。でも、調子を見ながら、少しでも進めていく。そんな、視点も大切なのでは、ないでしょうか。Hさんは、こうおっしゃっていました。「前は、少し調子が悪いとやめていました。」「でも今は、少しでも進めてやろうと思って実践しています。」「すると、症状は安定してきました。」「これも、コツコツやってきたからですかね?」私が、その通りだというと、Hさんは、嬉しそうに微笑んでくれたんですね。————————————不安障害、恐怖症の方は、”早く治したい”と常に思っています。そう思うのは、仕方がないですよね。でも、その気持ちが強いせいか、大きな実践を繰り返して無理をする人も少なくありません。”思いっきり頑張る”調子が悪ければ、”何もしない。”に、なってしまいがちなんです。それよりかは、——————–今できることを、できるだけ頑張る——————–これが、大切なんですね。そのほうが、あなたの体にも無理が無いんです。誰でも、調子の良い時と悪い時と、体調は変化します。なので、そんな時ほど”適応力”が、大切なんですね。あなたも、「ちょっとだけやってみよう!」で、最善を尽くしてくださいね。最後まで、読んでいただきまして、
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パニック障害 調子が悪い時に実践を進める方法