ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。前回のブログに続いて、今回も依存症のお話です。依存症改善のアプローチは、クライアントさんの性格に合った方法をとりましょうとお話をしました。では、依存症のメカニズムとは、どういったものなんでしょうか?簡単に言うと、脳が快楽を求めるから依存になると言うことです。例えば、お酒を飲むと、多幸感と言って、手っ取り早く幸せな気持ちになります。その時に、脳からドーパミンが放出されて、ドーパミン受容体がキャッチすると、幸せな気持ちになるのです。これは、スイーツでも、お菓子でも、タバコでも同じです。そして、厄介なのが、実際にお酒を飲まなくても、脳のことを脳が期待すると、ドーパミンが出て、幸せな気持ちへの期待感が高まります。なので、飲まずにはいられなくなります。ドーパミンが出すぎると、ドーパミン受容体が受けきれずに壊れてきます。すると、快楽が弱まるので、ドーパミンを余計に出します。さらにドーパミン受容体が壊れていくので悪循環ですよね。徐々に、時間をかけて止めていく場合は、やめることで感じるストレスをなるべく弱くしていくことが大切です。減らしたり、増やしたりメリハリをつけていくと良いですよ。「絶対やめなければならない、飲んでしまったら禁酒失敗だ。」そのような誤った考えにとらわれると、よりストレスがかかって、歯止めがきかなくなります。逆説的な話ですが、お酒をやめたい人に、「もっと飲んでもいいですよ。」と、言う場合も珍しくありません。そういうアプローチの方が、脳が安心しますからね。世の中周りを見渡すと、依存症になってもおかしくない環境です。あなたも、自分の健康を守るために、悪い依存は減らしていきましょうね。最後まで、読んでいただきまして、
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不安・パニック障害 もし依存症になったら 改善のコツとは②