ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。

あなたは、症状が良くなったり、

悪くなったりして落ち込むことは

ありませんか?

これは、不安障害や、恐怖症を

治療する上で、誰もが通る

道なんですね。

今日は、そんな時にどう考えるか、

という事例のお話です。

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先日、クライアントさんのBさん
(34歳 女性)がセッションで
話してくれました。

 「最近、調子が悪いです。
できるようになっていたことが
できないときがあるんです。」

 Bさんは、キャリアウーマンで
バリバリの営業主任さんです。

 3年前から会議や
朝礼の時に、動悸発作が

するようになってしまいました。

 セッションを受けて3ヶ月ですが、
平気になってきた朝礼が
最近、また不安感で辛いそうです。

 このように、症状が
一進一退を繰り返すのが、
パニック障害の特徴なんですね。

 心配はいらないのですが、
Bさんも不安になって

いるんですね。

 そこで、私はBさんに

お尋ねしました。

 「新人の営業マンで、断られても
何度も、何度も、挑戦する新人さんって
どう思います?」

 「なかなか骨のあるやつで、
一人前になるかなぁと
思いますよ。」

 「じゃぁ、断られることを

怖がってなかなか動けない人は?」

 「失敗してもいいから、
どんどん行ってこい!って

感じですよね。」

 「要するに、
それと同じなんですね。」

 「認知行動療法は
慣れるという特性を生かした
治療法、その点で同じなんですね。」

 「なので、希望を持って
できるところから頑張ること、

 これが大切なんですね。」

 そのように、励ますとBさんは、
少し恥ずかしそうに、

 「私は、出来の悪い
新人営業マンですね。」

 と、おっしゃるので、

 「パニック障害の治療中は

みんな新人さんですよ。」

 と、お話すると、
明るい笑顔が戻って来たのでした。

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あなたも、

実践がうまくいかないときは
元気がなくなると思います。

 でも、認知行動療法の実践は、
良い結果も大切ですが、

“辛くても
逃げなかったことが

一番大切です。“

 辛かったり、怖かったりしても
いいんですね。

 そんな苦しみから
逃げなかった回数が
あなたを強くします。

 そうして、

逃げないで頑張っていると、
症状の方から逃げていくんですね。

あなたも辛い時、苦しい時、
この話をぜひ、思い出して
頑張ってくださいね。

最後まで、読んでいただきまして、
ありがとうございました。

今日も、あなたの心が、

穏やかに過ごせますように!