ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。新しいクライアントさんのSさん(30歳 女性)は、以前別の認知行動療法を実践していらっしゃいました。改善ところか、悪化したので、私にセッションを申し込んでくださいました。Sさんの行動療法は、こんな感じだったそうです。↓「怖いとか声に出したり、気をそらすことがいけないと言われたのですが、いいのですか?」「気をそらすことすら、回避行動であると言われ、不安をそのまま放置しなさい。」「静まるまで待つようにして、静まっていくのを体感し、それを何度も繰り返していくと、不安を恐れなくなると、、」「発作が台風だとしたら、台風には必ず目があるから治まるものだと。」「なので、発作に突っ込んでいけと。そう言われ、回避行動ばかりとるようになってしまいました。」なるほど。これを聞いてあなたは、どう思いましたか?こういうことは、医者や〇〇療法の人がよく言う事ですね。心理学でいうところの【恐怖突入と回避行動】です。私の事例だと、それでは改善傾向が強まる前に挫折する人が多いと判断しました。不安になりやすい病気なのに、「怖くても行け、逃げるな」これでは健康な人もやりたくないと思いませんか?人間の脳は、恐怖よりも、安全を優先します。なぜならば、それは命を守るために、危険を避けようとする安全装置だからです。その脳の働きを考えると、恐怖のハードルを下げて、乗り越えることで自信をつけていくことが大切です。特に初期の実践は成功体験や自信を積み上げていく大切な時です。ここで恐怖ばかり感じていると、パニック発作恐怖症になってしまいます。なので、私はハードルを下げて、丁寧にやっています。大体、逃げるな、怖くても我慢しろとか、救急車も呼ぶなとか言われると、実践する前から既に怖いですよね。なぜか、医者はその方法をやりたがるので、私としては不思議でたまりません。私のやり方でちゃんと結果が出ているので安心してくださいね。最後まで、読んでいただきまして、
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不安・パニック障害 【事例】間違った行動療法は悪化する。