ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。

初回セッションのSさん

(38歳 女性)が、

こうおっしゃいました。

「子供のころの経験で、

何も問題ないと

思うんですけど。」

幼少期の体験が

パニック障害の

遠因になっていることは、

少なくありません。

虐待とか、PTSDに

つながりやすいことは、

気が付きやすいですが、

普通に見えることも

影響しているケースがあります。

Sさんは、長女でしっかり者。

「10人兄弟なので、

下の方の兄弟は、私が

育てたようなものですね。」

家が水産業なので、

朝も早く、両親は大忙し。

Sさんは、仕事の手伝いも

していたそうです。

「小学校は、あまり

行っていません。」

しっかり者は、

とてもいいと思いますが、

ちょっと極端ですよね。

その影響か、今でも、

自分のことは後回しで、

家族や職場のことを

最優先にして、

無理をしてしまいます。

「本当は、Sさんもわがままを

言いたかったんでしょ?」

お話をうかがうと、

やはり、友達と学校に

行きたかったし、

親にも甘えたかったそうです。

すると、Sさんから、

涙がこぼれました。

やっと心を開くことが

出来かけたSさん。

パニックの治療と一緒に、

心も緩めていきましょうね。

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あなたは、

どんな子供でしたか?

しっかりした子でしたか?

甘えん坊でしたか?

どちらが良いのでしょう。

どちらもいいと思いますが、

極端なのは、心に無理が

生じてきます。

あまりにも早い自立は、

無理につながるし、

甘えすぎも良くないですよね。

人の心は、バランスよく

成長していくものです。

偏らないように

していきたいですね。

最後まで、読んでいただきまして、
ありがとうございました。

今日も、あなたの心が、

穏やかに過ごせますように!