ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。パニックを治そうと、決意するのに、人それぞれ動機があります。「子供の学校の行事に行きたい!」そんな思いで、頑張るお母さんはとても多いです。あなたも、そんな風に思ったことがあるかもしれませんね。今日は、“発作が起きても、クヨクヨしない3つの考え方”についてお話ししますね。——————————-初回のセッションで、Aさん(32歳 女性)が、涙ながらにこう話してくれました。「せっかく行ったのに、発作っぽくなったので、席を外してしまいました。」「遠くからお遊戯を見ている自分が、みじめでした。」このようなつらい気持ちは、経験した人にしかわからないかもしれませんね。確かにつらいと思いますが、パニック障害の治療には、必要な経験といえるんです。Aさんの経験は、十分に治療として成り立っています。ただし、これからお伝えする“3つの考え方”を、理解すると、とてもいいんですね。では、解説していきましょう。——————————1”ピンポイントで症状を見ないこと”多くの方は、発作が起きた=失敗と、勘違いしています。発作はつらいので、そう思いやすいですが、治療のために必要なことは、“苦手なことにチャレンジすること”なんです。なので、Aさんは出かけた時点で治療は成り立っているんですね。2“このような経験が、改善を進めるということ”発作を経験しないで、パニック障害を克服することは、不可能です。それは、転ばずに自転車に乗れるようになろうとするようなものです。誰でも苦手なこと、怖いことはやりたくないのは当然のことですよね。でも、“今、出来ることを精一杯やる”。そうすると、元気になりたい体や心が、パニック障害に逆らいます。一気にやらなくていいんです。少しずつ、ベイビーステップが大切なんですね。3“改善を進めるには、慣れということを理解すること”ベイビーステップで、コツコツ進めていくと、心と身体が慣れてきます。ちょうど転びながら、自転車の練習をするのと同じように。自転車もある日、突然、乗れたりしませんでしたか?人間の特性として、“慣れる”と、言うものがあります。発作を怖がるばかりではなく、「経験するから、慣れるんだ。」と、考え方を変えるといいんです。そのほうが、慣れが進んでいきやすいですからね。Aさんは、「じゃあ、私が頑張ったことは、辛いけど、無駄ではないんですね。」そう言って、すこし安心したようでした。———————————-慣れるために、無理をする必要はありません。無理なく、コツコツが大切です。そのためにも、“結果に一喜一憂しないで、淡々と繰り返す。”“パニック障害の経験に、無駄なものは何一つありません。”あなたも、忘れないでくださいね。最後まで、読んでいただきまして、
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不安・パニック障害 発作が起きてもクヨクヨしない3つの考え方