ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。前回のお話しでは、①ドーパミンが作用するメカニズム②ドーパミンをうまく活用する方法に、ついてお伝えしました。今日は、【ドーパミンをうまく利用する認知行動療法】についてお伝えしますね。①ドーパミンが作用するメカニズムで、ドーパミンとは、“快楽を得ることができた時と、得ることを予測した時の、両方分泌される“と、お話ししました。報酬予測と報酬獲得の時に、ドーパミンが出るという特性がありますので、認知行動療法を行う時に、注意しないといけないのは、“苦手なことにチャレンジして、出来たとしても、辛かったらドーパミンが出にくい。”“回避行動をとって、楽になった時に、ドーパミンが出る”と、いうケースがあります。これは、とても厄介で、「回避が楽だと、脳が覚えてしまうと、ドーパミンを出して、回避したくなる。」という状態になりやすいです。無理な行動療法を行ってきた方が、怖くて、一歩が出にくいのは、このためなんですね。では、どうすればいいか、お話ししますね。【徹底的に、行動計画を細分化する。】とにかく、丁寧に計画を小さく立てましょう。無理は禁物で、“ちょっと頑張る程度”で、大丈夫です。つらくなるまでやることは、余計にドーパミンを出にくくします。【楽しい感情を利用する。】何か実践したら、必ず、ご褒美を用意してくださいね。おススメは、“好きなものを食べる。“と、”褒める(自分と誰か)“です。ドーパミンは、シンプルな快楽で出やすいので、食べる行為は、脳に記憶されやすいです。誰かに褒めてもらったり、ちゃんと、自分でも頑張りを認めてくださいね。この丁寧な繰り返しで、徐々に回避行動ではなく、達成感の時にドーパミンが出るようになってくるんですね。いかがでしたか?回避行動はクセになりやすいです。それは、脳のこういった仕組みからしても、仕方がないことなので、あなたが、悪いわけではありませんよ。根気良く、行動し続ければ、回避グセは、治っていきます。ふと、気が付いたら、「すごく怖かったのに、ちゃんと行けてるじゃん!」と、いう状態になりますので、“なるべく楽しみながら”ユルユルやっていきましょうね。最後まで、読んでいただきまして、
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不安・パニック障害 元気に暮らしたいあなたへ【後編】