ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。私のセッションは、認知行動療法をベースに、応用してやっています。なるべく発作の恐怖を感じないように、苦手なことにチャレンジしていくことを心がけていますが、全く発作が起きない強度では、行動療法にはならないのでもちろん症状がでます。そんな時に、怖がってなかなか実践できない方もいらっしゃいます。今日は、「どうしてもできない」を打ち破る方法についてお話ししたいと思います。———————————————まず、パニック障害など、発作が起きる症状の場合は、いわゆる“発作恐怖症”と言う状態になっているんですね。とにかく発作を怖がっているので、発作が起きない範囲で生活しようとします。これを回避行動といいます。「発作が起きるかもしれないと」と言う状態から回避すると、脳が安堵感を覚えます。危険な状態(と脳が思い込んでいるところ)から、安心なところへ行くと安堵感と達成感があります。これは、脳がドーパミンを出し、ドーパミンレセプターと結合した状態といえます。この快楽を得た状態は、ある意味依存症と同じメカニズムです。回避依存症と言ってもいいかもしれません。そういう場合でも、小さな一歩で進めていけば良いのですが、それもできないと言う場合はどうすれば良いのでしょうか?そんな場合、私は苦手なことにチャレンジするのを“一旦止めてしまうのもいいと思います。“治療のために辛い思いをしない生活を満喫して、安全地帯で思う存分暮らせばいいのです。あなたは、どう思いますか?「やめてしまったら、二度とやれなくなるんじゃないかしら。」そんなふうに思いませんでしたか。もし一旦止めてみて楽になるならば、治さねばならないと言う辛さから解放されるのも1つの生き方です。「でも、やっぱり元気になりたい。」そう思うのであれば、あきらめない気持ちを忘れないでください。実践するのも怖いから辛い、何もしないでいるのも辛い。それを天秤にかけたらどちらが重いか。それを自分に問いかけるんです。“依存状態の快楽と、依存状態を抜け出したときのどちらに自分が価値を見いだすかです。“それは、あなたが自分で決めること。よーく自分で考えて選択する。諦めず、決して自分を責めることもなく、出来ることをやって、自分と向き合っていけば、覚悟が決まる時が来ると思います。同じ様に辛いなら、未来のある苦しみを選択しませんか?私はそう思います。あなたが休もうが、諦めようが、もし私がお役に立てるようならば、いつでも扉は開けてあります。ずっと応援していますからね。最後まで、読んでいただきまして、
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不安・パニック障害 怖くてできないあなたへ