ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。私は、空き時間を利用して読書をするようにしています。先日、海外の著名な認知行動療法の博士の本を読んでいたら、驚くような話が書いてありました。なんと、”自分で心臓病になった話”だったんですね。ある天気のいい朝、健康なアメリカ人の中年女性が公園を散歩していたそうなんです。すると、正面から警察官が二人歩いて来て話かけました。女性は、少し緊張して受け答えしたんですが、動悸が激しくなり、息が苦しくなってきました。ただの職務質問だったので何事もなかったのですが、こんなに動悸が激しくなったのは初めてなので、彼女は、こう考えました。「私は、警察にやましいことは何もしていない。」「なのに、こんなに動悸が激しくなるのは、きっと心臓に病気があるんだわ。」そう思ってから、彼女は病院を転々としました。もちろん、心臓に異常はないと診断されたのですが、信じられなくて何件も病院を回ったんですね。そして、”自分で自分を心臓病だと決めたことで動悸に悩まされ続けた”というお話でした。——————————–もちろん、思い込みなので認知行動療法で治ったのですが、これに近い状態のクライアントさんはたくさんいるんですね。「○○すると発作が起きる」「○○は発作の前触れだ」「発作が起きるかもしれないので○○はできない」先ほどの女性ほど極端ではないにしろ、——————————–悪いことが起きると自分で決めている——————————–方は、とても多いです。こう考えてしまうのも、間違いなく”症状”なんです。あなたが、悪いわけでもなく、そう考えてしまいやすい”症状”なんですね。なので、そんな不安な気持ちになっているときは、「そんな風に思う必要がありますか?」と、自問自答してみてください。大抵は、心配に思う必要のないことで不安になっていることがわかります。そんな考えは、自分を辛くするだけなのでとても、もったいないんですね。なのであなたも、不安感に囚われそうになったら自分にこう尋ねてみてください。「その心配、本当に必要かな?」そして、必要ない心配ならば、脳の誤作動による不安感だと言うこと。ならば、気持ちを切り替えて心配事にとらわれないようにしてみてください。すると、心が楽になり、症状が改善していきますよ。なかなかできない方も、繰り返すうちにコツがわかってきます。なので、安心してやってみてくださいね。無駄な不安感を減らして早くパニック障害を卒業していきましょうね。最後まで、読んでいただきまして、
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不安・パニック障害 史上最強の思い込み事例!?