ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。メルマガ読者からの質問メールがありました。「認知行動療法に興味があります。」「具体的にどうやって進めていくのでしょうか。」私がやっているセッションは、認知行動療法をベースに、自分流にアレンジしてやっています。最近は、投薬治療ではなくてカウンセリングで治そうという方が大変増えています。では、ざっとセッションの流れをお伝えしますね。第一回目は、ヒアリングです。発症当初から、現在までの経緯や、今困っていることなどをおたずねしていきます。第二回目は、不安階層表と、行動サポートシートの作成です。不安階層表とは、今、できなくて困っていること、できるようになりたいことを、リストアップして、なるべくたくさん箇条書きにしていただきます。例えば、徒歩10分のスーパーに行って食材を買いに行く。こんな感じです。行動サポートシートは、スーパーに行こうとした時に考えられる問題や対処法を決めておきます。店に入る前に、不安感や緊張感で辛くなる→全身筋弛緩法でリラックスする。こんなかんじに、考えられる問題に対して対処法を決めておきます。そして、実践していただき、第三回目のセッションで結果の検証、どういう結果で、どんな気づきがあって次にどうやって活かせばいいのか。それと、次の実践の行動サポートシートの作成をします。細かい部分は、クライアントさんの状態によってやり方を変えていきます。行動サポートシートの実践では、対処法をうまく使いながら乗り越えられるようにプログラムを組んでいきます。そして、慣れてきたら今度は、なるべく対処法を使わないように少しづつ症状に慣らしていきます。これが、エクスポージャー療法(暴露療法)ですね。無理のないペースで、症状そのものに心と体を慣らしていくんですね。そして、症状が治まってきたら医師と相談の上、減薬治療に入ります。そして、晴れてパニック障害卒業となるんですね。あとは、クライアントさんによって進め方の違いや進行のスピードは個人差があるんです。大まかに言うと、こんな流れでセッションを進めていきます。———————————-最近は、日本でも知られるようになってきた認知行動療法。欧米では、既に投薬治療よりもこちらのほうが主流になっているんですね。なぜならば、効果が高くて、再発率が低く、コストも低いんです。(欧米は保険が適用になります。)なので、私はパニック障害の治療は、認知行動療法が一番だと思います。あなたも、何か質問がありましたら、遠慮なくお問い合わせくださいね。心より、お待ちしています。最後まで、読んでいただきまして、
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認知行動療法 症状改善の道のりとは