ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。先日、セッションをした方の珍しい事例です。なんと、この方は、どんな対処法も効かないとおっしゃるんですね。Wさん(42歳 女性)の事例です。この方は緊張すると、動悸が激しくなり、息苦しくなるんですね。そんな時の対処法は、まず呼吸を整えること。そこから初めて少しずつ落ち着いていただきます。でも、Wさんは、やればやるほど、症状が悪化するんです。ほかの対処法をやっても同じ状態。困っていました。でも、こんな時こそ、しっかりとヒアリングすることが大切なんですね。まず、Wさんは病歴が長く、いつも心の深い部分で、「こんなに長い間苦しんでも治らない」ここに、こだわっていたんですね。要するに、”治る自分をイメージできない。”そして、「こんな病気になって恥ずかしい」と、思っていることがわかったんですね。例えば、車を運転している時に発作が出たので、停車して深呼吸をしていても「深呼吸している自分の姿が恥ずかしくてたまらない」と、おっしゃるんですね。なので、いつも症状が出るたびに自分を責めているんですね。それでは、症状が治まるのを自分で止めているようなものなんです。「自分で、自分を苦しめていたなんて何をやっているんだろう。」なので、私は、「でも、これでわかりましたよね。自分責める必要がないってことを。」「これから、認知を適正にしていけば大丈夫ですよ。」そう言って励ましたのでした。———————————この事例でもわかるように思考の力が症状に大きく関わっていることがわかります。不安障害の治療では、認知を適切にしていくことが重要です。好ましくない思考は、体や心に良くない影響を及ぼします。逆に、良い思考は、体や心にとても良い影響を与えるんですね。不安・パニック障害は、脳の誤作動から不安物質が多く出ることが原因です。なので、”明るく前向きな思考”で、脳の誤作動も落ち着いてきます。すごいことですよね。余計な心配事を増やすよりも、望む姿をイメージするクセをつけていけばいいんです。あなたも、良いイメージを心に与えてあげてくださいね。最後まで、読んでいただきまして、
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認知行動療法 どんな対処法も効かない人