ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。あなたは、何かをするときに、つい不安になってしまうほうですか?当然、症状として不安発作があるわけですから、今は不安になりがちだと思います。では、不安障害やパニック障害になる前はどうだったでしょうか?こんな質問をクライアントさんにすると、「以前は、あまり不安になることもなかったように思います。」「でも、もう自分本来の性格がわかりません。」そんなお答えが多いです。先日のセッションで、クライアントのBさん(40歳女性)がこうおっしゃいました。「もし、体調を崩したらどうしようと思って思うように行動できません。」Bさんは、セッションを受ける前は、外出できず、摂食障害、パニック発作に苦しんでいました。でも、今は食事も普通にとることができて、パートにも行っています。大きな症状は出なくなってきているので、パートから正社員にしてもらおうとしているのですが、体調のことを考えると、なかなか一歩が出せない状態なんですね。でも、よく考えてみると、仕事の内容も変わらないし、1~2時間ほど就労時間が増えるだけ。今とほとんど条件が変わらないんですね。でも、心配してしまう。あなたも、そんな時はありませんか?これは、不安障害によって、ついてしまった、“不安グセ”です。ほとんど全員、クライアントさんが悩まれることなんですね。こういう時、クライアントさんは、必ず、“今まで自分が頑張ってできるようになってきたこと”を、すっかり忘れてしまっています。まるで、なかったことのように。でも、事実として、いろんなことを乗り越えているんですから、ちゃんと改善しているんですね。なので、あなたも、不安でグルグル思考になった時は、一息ついて、思い出してほしいんですね。あなたの今までの頑張ってきた道のりを。あとは、勇気を少しだけ出して、ベイビーステップで小さなことから始めましょう。始めてみれば、なんてことはなく、“今までと同じように”何とかなるもんです。そんな調子で、Bさんも正社員になる前に、就労時間を少しずつ伸ばすことから、始めるようにしました。多分、三か月以内には、正社員として働いていると思います。————————————–脳科学の分野の話ですが、自分のことを自分では7%しか理解できないという話があります。私もそれは強く感じているんですね。特に自分の長所や、よく頑張ってきたことなどは、わかりにくく、短所やできないことは、気づきやすい傾向にあります。これは、とっても残念な思考ですよね?でも、それが人間なのかもしれません。私の役目は、クライアントさんの潜在的な力や長所を開花させることです。その一つが、長所に気づいてもらうことなんですね。あなたの眠っている力もとても大きいと思いますよ。たまには、あなたの長所や、他人から褒められること、がんばってきたことをノートに書きだすのもいいですよ。ぜひ、やってみてくださいね。最後まで、読んでいただきまして、
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不安・パニック障害 不安グセを治す一つのコツ