ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。あなたは、パニック障害を完璧に治したいと思いますか?もちろんそう思いますよね。でも、余りにもそんな考えが強いと逆効果になるかも、、、、。今日は、そんなお話です。休憩時間に相談メールに目を通しているとこのような文章がありました。「早くこの辛い病気を忘れたいです。綺麗サッパリと治したいんです。」なるほど、私もそうするべきだと思っていましたので、とても気持ちはわかります。私がセッションでクライアントさんによくする質問があるんですね。それは、「完治という言葉は知っていると思いますが、”寛解”はご存知ですか?」なんだか聞きなれない言葉ですが、簡単に言うと、——————————-完治は、病気やケガが完全に治ること。——————————-——————————-寛解は、症状が静止した状態。(後に症状を残さない完全寛解。)——————————-と、いう意味なんですね。私は、この「完治にこだわらずに、寛解を目指しましょうね。」と、お話しているんですね。なぜならば、完治にこだわりすぎると神経質になり、少しの症状にも過敏になることが多いです。人間はいつも調子のいい時ばかりではありませんよね。過敏になると、少しでも調子が悪くなると全部パニック障害と結びつけてしまう。それでは、自分で症状を悪化させようとしているようなものなんですね。パニック障害を卒業したクライアントさんに「その後、どうですか?」と、聞くと、「たまに辛い時はあります。」と、大抵の方はおっしゃるんですね。でも、そんなときは休んだり気持ちを切り替えたり、好きなことをしたり。ご自分にあった方法でうまく乗り切っていらっしゃいます。私は、それでいいと思うんですね。完治に対して神経質になるよりも、上手に症状と向きあっていくこと。パニック障害と共存することを目指してもいいのではないかと思うんですね。あなたは、この考え方についてどう思われますか?「こんな辛い病気とは共存したくないわ。」正直、そう思うでしょう。でも逆に、「完璧に治さなくても大丈夫なんだ。」と、考えたらパニック障害の卒業が近づいたと思いませんか?たくさんの方が、既に寛解でパニック障害を卒業して幸せに暮らしていらっしゃいます。あなたも、完璧にこだわらず楽な気持ちでパニック障害と向き合って見ませんか。少し気持ちが楽になるかもしれませんよ。最後まで、読んでいただきまして、
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パニック障害を卒業した後