ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。

私のクライアントさんの中には、

心の病になったことを

誰にも話せず、

家族や友人にも

内緒で治療をしようと

する人がいます。

でも、私は、

「信頼できる人には

お話をしましょう。」

とお伝えしています

なぜならば、誰にも知られずに

治そうとすると、

“隠し事をしている”

強いストレスを感じるので、

改善が遅れるからと、

恥ずかしいから、

人に言えないと言う思考を

やめていただきたいと

思っているからです。

でも、逆にご家族から、

「こんな病気になった事は

誰にも言ってはいけない。」

と、まるで恥ずかしいことのように

扱われてとても傷ついている方が

いらっしゃいます。

今日はそんなクライアントさんの

お話をシェアしたいと思います。

クライアントのUさん(30歳女性)は、

思春期の頃、発症して、

学校にもいけなくなってしまいました。

それから病院を転々とし

20年ほど経って、

私のセッションを受けることに

なりました。

理解力もあり、

とてもやる気もあるのですが、

自己判断で行動療法をやる面が

あるんですね。

当然、うまくいかないことをも

ありますよね。

そうすると、

困ったあげく、最後の最後に

私に相談してくるわけです。

相談してくださるのは

良いのですが、それでは、

とても遠回りなので、

非常にもったいない。

もっと早めにいろんな報告を

してくれると、対策も

取りやすいんですね。

では、なぜUさんは、

そうなりがちなんでしょうか?

Uさんは心の病になったことを、

内緒にするように

親に言われてきました。

「私はこんな病気になって

恥ずかしい人間なんだ。」

「家族に迷惑を

かけてしまっている。」

そう思ったUさんは、

「私なんかが人に頼って

迷惑なんじゃないか。」

「嫌われてしまうんじゃないか。」

そんなふうに

思ってしまうんですね。

もともとUさんは

何も悪いことはしていません。

なのに、病気に苦しみ、周りにも

苦しめられてきたと

言えるのではないでしょうか?

私はクライアントさんを

嫌う事はありませんし、

見捨てることもありません。

必ず最後まで

支え続けることが

自分の志です。

Uさんにもそのように

お伝えしました。

まだ、少し申し訳なさそうに

していますが、

笑ってありがとうございますと

言ってくれました。

Uさんとの治療の旅は、

まだ始まったばかりです。

道は険しく苦しいかもしれません。

でも、旅の目的地には

必ずたどり着けます。

そう信じて、これからも

二人三脚で歩んでいこうと

思います。

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あなたも、

周りの人の無理解や、

心ない言葉に傷ついた事が

あるかも知れませんね。

特に親の対応が原因となって、

苦しみが積もりに積もったあげく、

心の病になってしまう。

残念ながら、

そんな事は珍しくないんですね。

傷つけられた心を癒し、

ゆがめられた思考のクセを

治していく。

これも、心の病の根っこを切り、

再発を防いでいく

大切なことなんですね。

心の病と闘っているあなたは、

立派ですよ。

心から、応援しています。

最後まで、読んでいただきまして、
ありがとうございました。

今日も、あなたの心が、

穏やかに過ごせますように!