ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。今日はメンタルブロックに関する事例を紹介したいと思います。不安障害やパニック障害は、不快な症状に対する恐怖で、行動範囲が狭まってしまいます。不安感や恐怖感は、脳が作り出した幻想なのですが、とても怖いので、なかなか思うように行動できませんよね。そんな心のブレーキを外すの方法として、心のブレーキのかからない人と行動共にすると言う方法があります。ちょっと変わった事例なので、読んでみてくださいね。——————————————-3年ほど前にセッションを卒業したGさん(34歳男性)は、営業マンとして働いていました。残業やノルマに追われ、ヘトヘトになって帰る電車の中で、過呼吸の発作が起きました。それ以来、電車に乗れなくなり、外出すらできなくなってしまいました。最初のセッションでGさんはこうおっしゃいました。「いつもブログありがとうございます。夫婦で読んでおります。」「妻が先生のブログを参考に私を無理やり外出させるんです。」奥さんのやり方に心配になったGさんは、私にやり方が正しいか聞きたかったそうです。どんなやり方をしているかと言うと、なかなか荒っぽいものでした。ショッピングモールに連れて行き、振り返ったらいなくなっているとか、ボートに乗せるとか、Gさんの苦手なとこばかりに無理矢理連れていくそうです。そのたびにGさんは、動悸や冷や汗に苦しんで、恐怖感でヘトヘトになるそうです。そんなGさんを見て奥さんは、「大丈夫、大丈夫。死なないってブログに書いてあったじゃん。」と、満面の笑顔で言うそうです。「先生、こんな方法で良いのでしょうか?」「無理な行動療法はいけないってブログにも書いてありましたよね。」確かに無理な行動療法は、お勧め出来ません。でも、普通に行動できる人と、出かけるのは、効果的ではあるんですね。なぜならば、躊躇してしまうことでも、背中を押してくれるし、普通に行動できる人の姿を見ることで、視覚から症状に対する慣れが進みやすい場合があるからです。あと、Gさんの場合、奥さんとの信頼関係がしっかりとありました。奥さんは私のブログを読んでいるので、症状に対する理解があり、さらに、一緒に行動療法した後、「よく頑張ったね。」「絶対、私支えるからね。」と、美味しい手料理と、ビールで乾杯するそうです。「なんだかんだ妻のおかげか、一人で買い物行けるようになったもんなぁ。」三回ほどでセッションを終わったGさん。半年程経って、夫婦仲良く温泉旅行に行った写真を送ってくれました。幸せ者のGさん、奥さん孝行してあげてくださいね。———————————————-認知行動療法は、余計な恐怖を取り除き、安心に変えていく技術です。それに家族や、友人など、周りの皆さんがサポートしてあげると、より改善しやすいです。もし、あなたがお一人で頑張っているのなら、誰かの協力を得るのもいいと思います。甘え上手になる、いい機会かもしれませんよ。^^最後まで、読んでいただきまして、
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不安・パニック障害 ありえない!?メンタルブロックを外す方法