ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。先日、Tさん(32歳 女性)が、セッションでこんなことをおっしゃいました。「セッションでやると決めた、苦手なことは、一生懸命やっています。」「でも、普段の生活では、気がつくとやらなくなっているんです。」Tさんは、とても頑張って苦手なことに挑戦しています。でも、気がつくと、、、、、、電車で行く用事を、自転車で行けるところに変えてしまっていたり、外出して、人と会うと緊張するので、家に呼んでしまっていたり、セッションで決めた苦手なことは、キチンと実践しているのに、普段の生活では、無意識のうちに苦手なことを避けてしまっているようなんですね。「これでは、治っていきませんよね、、、、。」ちょっとがっかりしたご様子なんです。でも、がっかりしなくてもいいんですね。良くなっていないわけではありません。ここから改善していくためのコツを”二つ”お伝えしますね。苦手なことを避けるのはある意味、体や心の反応としては、正常といえるんですね。人間の体や心は変化を嫌います。油断するとすぐに元に戻ろうとするんですね。なので、”一つ目のコツ”は、”回避行動などは、常にチェックするといいんですね。”回避行動は、癖のようなものです。ちょっと頑張るを大切に繰り返しやって行けば大丈夫です。でも、私はTさんに、「回避しないことも大切です。」「でも、いつも苦手なことに挑戦ばかりでは疲れますよね。」「なので、まずは、やると決めた時きちんとやれるだけでもいいと思いますよ。」そうお伝えしました。”二つ目のコツ”は、「いつも頑張っているから、今日は楽な方でいいや」”こんなふうにクヨクヨしないことです。”終わったことをクヨクヨ思って、自分を責めてもいいことは一つもありません。”自分を責めていると、脳に負荷がかかり、次のチャレンジが面倒になります。なので、”終わったことはクヨクヨしない”これも、大切なコツなんですね。「クヨクヨしないでやれることをやれば、いいんですね。」と、少しホッとしたような安心感が伝わってきたんですね。———————————-あなたは、毎日つらい症状と闘っているのではないですか?いろんな実践を頑張っていらっしゃることでしょう。でも、つい休みたくなる時もあるかもしれません。そんな時には、休んでもいいんです。そして、再び頑張れば大丈夫です。少しぐらい休んでも、今までの努力が無駄になることはないんですね。無理のないペースでコツコツ実践していってくださいね。そうすることが、変化を嫌う、心と体を変えていく一番の方法なんですね。パニック障害の治療は、”三歩進んで、二歩下がる”くらいでちょうどいいです。じっくりと、良い変化を起こしていきましょう。最後まで、読んでいただきまして、
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認知行動療法 無理せず改善していく二つのコツ