ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。

クライアントのWさん(40歳女性)は、

ご自身で会社を経営して

いらっしゃいます。

そのせいもあり、とてもせっかちで

すぐやらないと気が進みません。

しかも、できる事は一気に

終わらせようとします。

私も気持ちはわかりますが、

会社を経営していると、

その素早い行動がプラスになる

場合が多いんですね。

いわば、長年のクセというか

性分のようになっています。

でも、不安、パニック障害の

治療に対しては、マイナスになる

場合もあるんですね。

「先生、ユルユルやりましょうと

おっしゃいますが、難しいです。」

「さっさとやる方が落ち着くんです。」

Wさんはそうおっしゃいます。

では、無理なくゆっくりが

苦手な人はなぜでしょうか

もしかすると、

ユルユルやっていくことが

不安だから。

不安を払拭するために、

目一杯頑張らなければならない、

そんな心理が働いているようにも

感じるんですね。

要するに、ユルユルが嫌な人は

現状を否定しているのと

同じになってしまう。

「そんなのんびりやっていては、

治るものも治らない。」

そんな不安にとらわれている。

なので、落ち着かないのでは

ないでしょうか。

目一杯頑張ることも原動力が

不安から来ているのであれば、

ストレスにつき動かされて、

やらねばならぬになっている。

あなたは、そんな時って

ありませんか?

これなら結局は、自分が治ることを

信じきれてないようにも

思えませんか?

「とにかく私は治る。治すんだ。」

「ならば、最適な方法で

腰を据えてやっていけば

いいじゃないか」

そんなふうに思えるなら

いいですよね。

Wさんは、今まで頑張って

会社を切り盛りしてきました。

それは不安との闘いだった

かもしれません。

なので、つい頑張ってしまう。

長所でもあるのですが、

パニック障害の発症の原因とも

言えるかもしれません。

「これをきっかけに

がんばり方を見直す時が

来たのかもしれませんね」

そうおっしゃるWさん。

その素晴らしい気づきがあれば

大丈夫ですよ。

誰もが早く治したい

パニック障害と言う厄介な病気。

焦る気持ちも痛いほどわかりますが、

こんな時、急がば回れの気持ちで

腰を据えて治療に取り組んで

いきたいものですね。

あなたもユルユル頑張って!

最後まで、読んでいただきまして、
ありがとうございました。

今日も、あなたの心が、

穏やかに過ごせますように!