ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。

私は不安、パニック障害を

改善させるために意識している

とても大切なことがあります。

それは、表面的な症状ではなく、

その奥にあるものを

見ようとすることです。

治療する上で、表面的な

症状にとらわれると、

原因が見えなくなり、

悪化させることも珍しくありません。

ときには、生活全般において、

その原因を見つけることで

改善していく。

そんな事はよくあるお話です。

クライアントのBさん(68歳女性)は、

長い間パニック障害に

悩まされていました。

病歴も50年余りで、

家からは出られるのですが、

ちょっとした買い物も

いけなくて困っています。

症状は、不安感、ソワソワ感、

動悸など様々でしたが、

症状を止めようとするのではなく、

症状の遠因となっているものを

探ることが大切なんですね。

Bさんは、ご主人と2人で

悠々自適の生活を送っています。

お子さんも自立し、生活自体の

負荷は少ないはずです。

でも、よくヒアリングをしてみると、

①元気な人と比べて、

自分はできてないことを

くよくよしている。

②家事なども、人よりも

ちゃんとしないと病気は

治ったとは言えない。

このような思い込みが

非常に強いと感じました。

でも、ご主人もお子さんたちも、

「もう無理せず、のんびり暮らせば

いいじゃない。」

と、言ってくれているのに、

Bさん自身が我を張ってしまい、

「それでは病気に負けた気がする」

そんな認知の歪みを感じました。

要するに、何かと比べて

〇〇しなければいけないと言う

思い込みが強いので、

それを外すことで負荷を

減らすことが大切です。

時間をかけてお話をし、

Bさん自身にストレスとなる、

思い込みを少しずつ

緩めていただきました。

そして、無理のない行動療法と

合わせて実践していくと、

できることが1つずつ

増えていきました。

あなたも、ご自身を

窮屈にしている思い込みは

ありませんか?

なかなか自分では

気づきにくいところですが、

ぜひ、ご自身を俯瞰で

見ていただく時間をとって

いただきたいと思います。

最後まで、読んでいただきまして、
ありがとうございました。

今日も、あなたの心が、

穏やかに過ごせますように!