ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。

クライアントのKさん

(48歳女性)がこんな悩みを

お話ししてくれました。

「主人が朝起きると、

お酒を飲みだします。」

「アルコール依存症なんですかね」

Kさんのご主人は、既に

定年退職をされていますので、

誰かに迷惑をかけてはいません。

でも、深酒は体に悪いし、

飲んで、食べて、

寝るだけなので、

1日を無駄に過ごしているので、

やめてほしいと思っています。

Kさんは、お酒を辞めろとは

言っていないんです。

せめて、夕方まで我慢して、

晩酌してほしいとお願いを

しているんですね。

なので、とても優しい

奥さんだと私は思っています。

「そうだなぁ。よしわかった。」

いつも良い返事をする

らしいのですが、

用事で出かけると、

必ずお酒を買ってきます。

やましい時は、部屋に隠れて

飲んでいるそうです。

誰にも迷惑をかけて

いないとは言え、

自分でコントロール

できない状態は

ちょっと困りましたよね。

これもパニック障害と

同じ脳の誤作動だと思います。

お酒を欲しがると、脳から

ドーパミンが放出されて、

快楽を求めるため

買いに行ってしまうのです。

パニック障害は、脳から

ノルアドレナリンが

大量放出されて、

恐怖を感じるため

避けてしまうのです。

同じ誤作動と言えるんですね

ここで何が大切に

なってくるかと言うと、

まず、

”なぜ飲むことを止めるか”

という、動機が大切です。

Kさんのご主人は、お酒を止めても、

手持ち無沙汰になるだけで、

つまらないし、誰にも迷惑を

かけていないので、

止める動機が薄いのです。

パニック障害も同じで、

克服したい動機が、

「子供の入学式には

絶対に行ってあげたい」など、

動機が明確な形は、

頑張って実践されます。

そして、無理なく実践を

続けるわけですが、

アルコール依存症も

お酒を止める動機を

しっかりさせて、

無理なく減らしながら、

何か別の楽しみに変えていくこと。

これが有効な治療法になります。

あなたは自分を

コントロールできてないと

感じる時ありますか?

それは全て脳の誤作動の

影響と言えるでしょう。

どんな誤作動も、

“動機+無理ない行動+楽しみを

加えてやっていく”

これが、改善の基本と

なりますので、

ぜひ参考にしてくださいね。

最後まで、読んでいただきまして、
ありがとうございました。

今日も、あなたの心が、

穏やかに過ごせますように!