ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。先日、Nさん(26歳 女性)が、セッションに申し込んでこられました。この方は、電車に乗れないので非常に困っていらっしゃいます。「駅に行って電車を見るだけで動悸がしてダメなんです。」これは、心理学では”トリガーを弾かれた状態”と言います。トリガーとは、反射的に、反応してしまう”きっかけになる何か”のことなんですね。たとえばNさんの場合は、駅に行って電車を見ると動悸がするのは、”駅や電車がトリガーとなっている”からなんです。この心理状態が、広場恐怖の原因のなんですね。厄介な心理状態ですが、実は、トリガーをパニック障害の治療に使えるんですね。例えば、動悸に苦しんでいるクライアントさんには動悸の対処法で発作に備えてもらいます。そして、動悸がしても、対処する経験を重ねていく。すると、だんだん発作が起きなくなってくるんですね。これは、どういうことかというと、—————————-発作が起きてもなんとかなる—————————-そういう心理に変わってきているんですね。要するに、”対処法がトリガーになって”安心という心理状態に変わってきているのです。多くのクライアントさんが困っている広場恐怖ですが、このようにトリガーを逆手に取ると、”症状の改善方法”となるんですね。セッションでは、一人一人に合った最適な対処法を見つけていきます。あなたも、安心に直結するトリガーを探してみてはいかがですか?行動できることが、増えると思いますよ。最後まで、読んでいただきまして、
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パニック障害 広場恐怖 改善するちょっとしたヒント