ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。クライアントさんのAさん(44歳 女性)は、家から出ることが出来ません。今の目標は、マンションの中なら、自由にどこでも行けるようになること。これが出来れば、ゴミ出しとか、自分で出来るようになるので、頑張っています。今日もマンション内を歩いていたら、ゴミ置き場のすぐ近くまで行くことが出来ました。「あと少しで、行けたのに。発作のスイッチが入って、怖くなってしまいました。」もしかしたら、あなたも、そんな経験はありませんか?では、どうしてスイッチが入ったのでしょうか。それは、“感情が高ぶったから”なんですね。パニック障害は、“過敏になりやすい=交感神経優位”になりすぎて、発作が起きる病気です。Aさんの場合も、目標のゴミ捨て場に、意外と順調に行けたから、ちょっと、興奮したんですね。そうなると、緊張にもつながりやすく、交感神経の過剰反応につながりやすいんです。こういうスイッチの入りやすい時は、焦らず一拍おいて、「今日はここまででいいや。」こんな感じで、気持ちを緩めてあげることで“逆に行きやすくなります。”認知行動療法に関しては、「絶対、ここまで行ってやる!」よりも、「ダメなら、途中までで帰ってもいいかな。」くらいのほうが、案外、うまくいきます。なぜならば、“気持ちが緩まるから”。Aさんも、「行けるかも、どうしよう、どうしよう」って感じから、発作につながったようです。「こんな時こそ、焦らず、ボチボチ行けばいいだけですもんね。」必ず、自由にお出かけできるようになりますよ。Aさん。———————————-行動療法の理論では、”恐怖突入”が基本です。それは、恐怖に慣れるためということですが、私は無理するのは反対です。症状に慣れるためには、“恐怖を緩めながら、成功体験を育てていく”この方が、あなたにかかる負荷が小さいです。訓練じゃやるまいし、無理は禁物です。ぜひ、あなたも、今日のお話を参考にして、頑張っていただきたいと思います。最後まで、読んでいただきまして、
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不安・パニック障害 発作のスイッチを入れさせないコツとは!?