ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。今日の投稿の件名を読んで、あなたはどう思いましたか?「意味が分からないです。」そんな感じかもしれませんね。執着を手放したほうが、良い結果が付いてくる。そんなクライアントさんのお話しです。———————————クライアントのYさん(32歳 女性)は、セッションの時、パニック障害の自分を責めてよく泣いていました。「家族に申し訳ない、母親失格です。」家事もできずに、寝込んでいることが悔しかったんですね。「早く治して、ちゃんとしなくちゃ。」あなたも、Yさんの気持ち、わかりますよね。Yさんだけじゃなく、クライアントさんの多くは、真面目で責任感が強く、素晴らしい方が多いです。でも、治療には、ちょっとマイナスな面もあるんですね。「パニックの治療は、長期戦と思ってください。」「短距離走でも、マラソンでもないんです。登山だと思って、じっくり行きましょうね。」そして、自分を責めたり、焦りや執着心を捨てることにしました。なかなか捨てられない時は、実践も進まず、そのたびに悲しい思いでした。でも、少しずつ、「治さなきゃ」が減って、「ちょっとできたからいいですよね。」「たまに休んでもいいですよね。登山なんだから。」と、気楽に思えるようになるにつれて、発作も減り、行動範囲も広がっていきました。今では、子供と公園やスーパーに行っています。「そのうち遊園地にも行けますよね、いつかわからないけど。」そんなことを言って、明るく笑うことも出来るようになったYさん。頂上は、意外とすぐそこかもしれませんよ。^^——————————-補足ですが、私たちは、子供の頃の教育のせいか、努力を積み重ねることと、執着を同じように思っている傾向があります。努力は大切です、努力とは、“行動”の部分です。では、捨てるといい執着は、“心”の部分です。治すための行動は、“一喜一憂せずに、淡々と努力する。”焦って治したい気持ちは捨てて、「頑張っているからいいんじゃない。」くらい気楽な気持ちで過ごす。「やることは、やっているから大丈夫。」そんなあなたの気持ちは、“大丈夫という現実を作っていきます。”焦りは、ストレスを生みますが、安心感は心を軽くしてくれますからね。あなたも、明るく、気楽にユルユル頑張りましょうね。最後まで、読んでいただきまして、
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不安・パニック障害 治そうと思わない方が、治る!?