ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。今までこのブログでも、何度かお伝えしてきましたが、“うつ病とほかの病気と間違えている”医師がとても多いようです。うつ病と間違えやすい病気として、鉄欠乏症貧血や、糖質依存症などがありますが、今日は、これらとは別の、抗うつ剤が効かない時に、疑うべき病気についてお伝えしたいと思います。——————————–まず、身体の不調による「落ち込み」を「うつ病」と混同することから、間違いが起きるんですね。人は、身体があって、心があります。身体は心に影響し、心は身体に影響します。身体に不調があれば、誰でも不機嫌になりますし、気分はすぐれません。これは“抑うつ反応”といって、うつ病ではないんですね。しかし、日本の精神科医の多くは、“抑うつ反応”とうつ病を同じように扱い、患者さんをクスリ漬けにしてしまう傾向があります。では、どんな病気が、うつ病と間違えられやすいのでしょうか。よく知られた例として甲状腺機能低下症がありますが、低血圧・低血糖もその代表です。最近は、抗うつ剤で治らないうつ病の患者さんが増えています。実は、こうした症例の中には、“低血圧、低血糖”の患者さんが多くいます。脳の重さは体重の2%ですが、エネルギーは20%も使ってしまいます。脳は大食いで、しかも、ブドウ糖しか好みません。“脂肪をエネルギー源にした、ケトン体は好まない“ということなんですね。そのため、血糖値が下がってしまうと、脳に強い影響が起きます。まず眠気が出て、疲労感が出てきます。記憶が悪くなったり、新しいことが覚えられなくなったり、うつ的な症状も出てきます。さらに、低血圧がさがると、脳の血流も悪くなって悪循環を起こします。現在、抗うつ剤で治療中だけれど症状が改善しないようなら、ぜひ一度、血圧測定や血糖測定を行ってもらいましょう。身体の病気が心の病気として誤診されている場合は、適切な治療法でケロッと、改善する場合があるからです。あなたも、一度検討してもいいと思いますよ。最後まで、読んでいただきまして、
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不安・パニック障害 抗うつ剤が効かなかったあなたへ