ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。突然ですが、あなたは、美容院に行くのは苦手ですか?もし苦手であれば、今日のお話しは、美容院の克服事例なので、ぜひ最後までお読みくださいね。————————————————-クライアントのSさん (38歳女性)は動悸とソワソワ感がすると、家に帰りたくなってしまい、いてもたってもいられません。セッションを始めたころは、家から出られませんでしたが、今は普段の生活なら概ね大丈夫になりました。でも、美容院はまだ苦手意識が強いです。対処法を使えば、普通に行けるのですが、「もっと楽に行けるようになりたい。」との思いから、やり方を見直したんですね。まず、少しずつ対処法を減らしていくことにしましたので、待っている時間にやっていたスマホのゲームを止めてみました。そして次は、いつも持っていたミントタブレットと水を持っていかないようにしました。でも、今まで頑張ってきたおかげで、発作は出ません。3回目のチャレンジの時、シャンプーしてもらっていると急にソワソワして不安な気持ちに襲われました。「家に帰りたい!」そんな衝動に駆られながらも、「この発作が治療のチャンスだわ!」と思い直し、症状に身を委ねることにしました。「発作は必ず止まるもの、早く落ち着くといいな。」と、考えながら不快感と向き合っていると、突然風船がパンと割れたような感じで症状が去っていきました。その時のなんとも言えない安堵感が忘れられません。それから何度も実践しましたが、「また頑張れば、あの安堵感が感じられるんだ。」と、思っているせいか、それから発作が出そうになっても出るところまでは行かなくなりました。そうやって発作も乗り越え、対処法も必要なくなったSさん。「今度は子供たちを連れて美容院に行ってみようかな。」1つの大きな苦手を克服したSさんの言葉には安心感が満ち溢れていました。——————————————————–苦手へのチャレンジは、端から見るよりはるかに大変なことです。医師等が行う行動療法では、「回避をしてはだめだ。」「対処法も依存になるから使うな。」「逃げ道も作るな。」そんな方針で進められることが多いようです。なんだか、厳しい特訓のようじゃありません?そのせいか、良くなるどころか、引きこもってしまって、私のセッションに申し込んでくる方がとても多いです。私はその逆で、対処法を使ってもいいし、逃げ道を作っても良い方針で、まずは、やりやすい方法で実践しています。大切なのは、最初に成功体験を積み上げていくこと。そこで苦手な気持ちが薄らいだところで、対処法から離れていく。そんな無理のない方がうまくいく確率が高いです。あなたも、頑張って苦手なことにチャレンジしていると思います。小さな1歩を出し続けて小さな成功体験を積み重ねる。最後は「発作が起きても大丈夫!」と安心できるように今日のお話しを参考にして頑張ってくださいね。応援していますよ。最後まで、読んでいただきまして、
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