ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。今日は、薬のお話です。心の病の多くの方が、まず治療を始めるときに行うのが、投薬治療です。あなたは、今、お薬を飲んでいらっしゃいますか?私のクライアントさんの多くの方は投薬治療と並行して、カウンセリングを受けていただいていています。良く伺うお話なんですが、やはり、「薬飲みたくない。」と、ほぼ全員の方がおっしゃるんですね。理由は、“体に悪そう。”“あまり効果を感じない。”“中毒になったらどうしよう。”この三つが多いです。「薬なんて止められるのかな?」なんて心配をしているんですね。あなたは、どうでしょうか?私のセッションを卒業した方は、断薬にも成功していらっしゃいます。ポイントは、三つあります。一つ目は、“症状が治まり、出来なくなっていたことが、大体出来るようになった状態から、減薬を開始すること。”お薬を先に減らすと、身体に変調をきたしやすいです。なので、セッションを開始した時に、お薬を飲んでいたら、そのままにしていただきます。そうやって体調を維持しながら、改善傾向が進んだ段階で、減薬していきます。二つ目は、“ゆっくりと増減を繰り返しながら、減薬していくこと。”これは、“離脱症状”を抑えるためです。急な減薬で、身体に負荷をかけるのは、離脱症状を強めます。なので、時として、減らすばかりではなく、増やすことも大切なんですね。心と身体に無理のない減薬のペースが大切です。三つめは、“焦らない気持ちが大切です。”改善傾向も進み、早く病気とも、薬とも、縁を切りたい気持ちはわかります。だから、余計に焦らず、腰を据えて、丁寧に進めていきましょう。「早く止めたい。」「きれいさっぱり薬と縁を切りたい。」そう思うのは当然ですが、逆に、「薬なんて、止められるんだから、ゆっくりでも大丈夫。」くらいに思ってほしいんですね。最後、頓服だけになった時、「これも捨てないといけませんよね?」と、たずねるクライアントさんに、「持っていていいですよ~」と、お伝えします。なぜならば、“捨てないといけないと考えるよりも、持っていても、どうせ飲まない。”という状態にしたほうがいいんですね。そして、最後は、持っていることを思い出したときに、「最後いつ飲んだかしら?忘れたわ。」と、捨てる。これぐらいに、自然にお薬と離れていく方法で、アドバイスしています。あなたは、どうですか?大切なのは、“薬を飲むことへの罪悪感を持たないこと。”あなたは、元気になって、心の病を卒業することができるんです。なので、どうせ、お薬は止められます。それまでは、道具として割り切って、使えばいいんです。あなたも、焦らないで、頑張っていきましょうね。最後まで、読んでいただきまして、
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不安・パニック障害 薬を卒業するための3つのポイント