ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。先日、Kさん(39歳 女性)と苦手なことに挑戦した後の振り返りをしていた時の話です。なんだか、実践が進んでいないので理由を訪ねてみると。「少し子供が体調を崩してグズっていたので。」と、おっしゃいます。確かに、子供さんの調子が悪いならやめたほうがいいです。でも、実践の内容が、”車で近所を一周する”だったんですね。時間にして5分か10分程度。これなら、ご主人に子供のことを見ていてもらえば、出来ると思うんですね。Kさんは、以前発作を起こしたので、車が大の苦手になんです。最初は、助手席にも乗れなかったんですね。頑張ったおかげで、運転できるようになりました。なぜ、実践できなかったか、Kさんと自動思考を(反射的にする考え方)深堀してみると、”「せっかく運転できるようになったので、失敗したくなかった。」””「なので、完璧な状態で実践したかった。」”と、考えたんですね。完璧主義は、物事を始めるきっかけを奪ってしまうことが多いです。実は、実践するのに完璧なタイミングなどないんですね。なぜ、完璧なタイミングがないかというと、”治療のためにやっていることだから。”もともと、不安や体調が悪い中頑張って実践するんだから、完璧な時などないんですね。そんな状態だからこそ、小さな一歩で実践する。それが、大切なんですね。——————————Kさんは、元気なく「なんだか、うまくやろうと思って逃げちゃいました。」私は、「失敗したくないと思うのは、真剣に取り組んでいる証拠ですよ。」「うまくいかなくても大丈夫!もう一度やるだけですよ。頑張って!」Kさんの表情がパッと明るくなったのでした。—————————あなたは、しっかり準備をする方ですか?勢いで進める方ですか?私はどちらも大切だと思うんですね。せっかく実践するのですから、準備は万全にしたいですよね。でも、今、できる限りの準備をしたら、あとは、思い切ってやってみること。そこが大切だと思うんですね。とにかく最善を尽くすことに集中すれば大丈夫です。これからも思い切って進んでいきましょうね。最後まで、読んでいただきまして、
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パニック障害 心のブレーキを外すための心構えとは!?