ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。あなたは、症状のせいで、苦手になってしまったことは、ありますか?ちょっとずつでいいので、できるように練習していくといいですよ。”何かをすれば、何かが変わる。”今日は、外食が苦手な方のお話です。——————————苦手な外食に挑戦してきたEさん(42歳 女性)が、こんな話をしました。今回は、友人とランチに行くことにしたんですね。結果を聞くと、「う~ん。緊張してうまく話せませんでした。」と、おっしゃいます。でも、一時間も一緒にいたので、「ずっと、うまく話せなかったんですか?」「いいえ。少しだけですよ。」「???ん~?じゃあ、ほかの時間は?」「普通におしゃべりして、食事していましたよ。」結局、ほとんどうまくいっているわけなんですね。これは、症状による思考のクセで、”良い部分をフィルターにかけてしまい、悪い部分しか記憶に残さない心理”が、働いているんですね。友達と楽しく食事していたのに、少しだけ会話に間が空いて、どうしようかと焦ってしまった。あとから、会話を思い起こすけど、間の空いたときの焦った印象しか残っていない。楽しい会話をしているのですが、そのことはフィルターにかけられて記憶に残らない。そんな心理状態なんですね。よくある思考のクセなんですが、それでは、せっかく頑張ったのに、うまくいったことを忘れてしまい、自分に自信が持ちにくいです。自分に自信を持つことを、”自己肯定感”と、言います。これは、症状を治すためにとても大切な心理状態で、”脳のストレスも軽減してくれます。”では、自己肯定感を上げるためにはどうすればいいかというと、できなかったことではなく、”できたことにフォーカスすること”を、して欲しいんですね。うまくできたこともあるのにできなかったことばかり印象に残すのは普通ではないですよね。パニック障害は、不安感に晒されていることが、多いのでネガティブになりやすいです。これは、症状がそうさせているとも言えるので、意識して修正してくださいね。—————————–あなたは、つい出来ない自分を気にしてしまうことはありませんか?今のあなたは、本来のあなたではないんですね。なので、自分を責める必要は全くありません。逆に、少しでも出来たこと、つらい症状に耐えて頑張っている自分を褒めてあげてくださいね。できない部分に、焦点を当ててばかりじゃ本当にもったいない。常に、あなた自身を褒めながら頑張っていきましょう。最後まで、読んでいただきまして、
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認知行動療法 自分に自信がつく実践の仕方