ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。先日、Hさん(42歳 女性)と、夜、セッションをしていた時の話です。Hさんの目標は、ドライブを思いっきり楽しむこと。以前は、一番のストレス解消が高速道路に乗ってドライブをすることでした。でも、3年前にパニック障害を発症してから近所しか行けなくなってしまいました。そこでセッションをはじめてから2ヶ月で高速道路2区間に挑戦するところまで来たんですね。そして、いよいよ実践となり、見事乗って来ることに成功しました!やった!!Hさん、頑張った!!でも、、、、、、。Hさんは、こうおっしゃるんですね。「たまたま道が空いていたので緊張せずに済んだだけですよ。」いかにも、”まぐれ”でできた!と、言わんばかりの雰囲気なんですね。パニック障害のクライアントさんの思考の特徴として、”できたことを過小評価する”と、いうのがあるんですね。言い訳をつけて、自分がうまくできた事実を否定してしまう、、、、。Hさんの例はまさにこの思考に当てはまるんですね。頑張って出来たのに、「今日は混んでいなかったから緊張せずに出かけられたのよ。」と理屈をつけて、成功体験として数えない。せっかく出来たことを自信につなげることができないのはもったいないんですね。そこで、Hさんにこう言いました。「道が空いていたら、私はラッキーだと、思えばいいし、できたんだから出来たと喜べばいいですよね?」「そうか~。私はラッキーだったんですね。素直にそう考えることもできますね。」少し安心したようなHさんなのでした。———————————あなたも10のうち1うまくいったなら1を喜べばいいんですね。そして、「成功だ~!」って喜べばいいんです。誰がなんと言おうと1うまくいったのは、あなたが頑張ったからなんだから。ちょっと強引かもしれませんが、出来たところだけ見て、自分で成功だって決めちゃえばいいんですね。もっと言えば、10のうち全部ダメだったとしても、「よく頑張ったぞ~!」って、”自分を褒めてあげる。”そのほうが、気持ちも安定して症状も和らいでいくんですね。自分を認める、自分を褒めるのは最初は難しいかもしれません。でも、少しずつでも良いので、ぜひ、そんな自分に優しい考え方を心がけてくださいね。心がスーっと楽になっていくのを感じてもらえると思います。最後まで、読んでいただきまして、
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認知行動療法 成功か失敗か決めるものは?