ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。

先日、一日の始まりに、

クライアントさんからの

メールチェックしていました。

Gさん(27歳男性)からのメールです。

 「なるべく早くカウンセリングを

受けたいのですが、お時間は

ありませんでしょうか」

何事かと思い、セッションを

入れたんですね。

ヒアリングすると

心の奥に潜む辛い考え方が

見えたんですね。

Gさんは誰にも

パニック障害のことを

話せずにいました。

一度、職場で一番仲の良い友達に

苦しみを打ち明けかけたところ、

 「気のせい、気のせい。

だって元気そうじゃん。」

と、ほとんど相手にして

もらえなかったそうです。

それで、友人にも家族にも

誰にも言えなくなって

しまったそうなんですね。

そしてある日、

職場でパニック発作が

起きたそうです。

とうとう、みんなの前で、

過呼吸で倒れて救急車で

運ばれてしまいました。

そのことがショックで休職し、

どうしていいかわからず

私に相談してきたんですね。

少しでも早く治すために、

私にメールしてきたのでした。

そして、

こうおっしゃったんですね。

「先生、すぐにでも治す方法は

ありませんでしょうか。」

「早く職場に復帰しないと

クビになってしまいます。」

 私はGさんに説明したんですね。

「お気持ちはよくわかりますが、

一瞬で治すような方法はありません。」

「どうしてそこまで

焦っているんですか。」

すると、

「救急車で運ばれて、そのまま

休職したのでパニック障害のことは

まだ内緒にしているんです。」

私は、Gさんにこう言いました。

「上司や同僚に病気の事を

打ち明けたほうがいいと

思いますよ。」

すると、Gさんは、

「なんでそんなこと

するんですか。」

と聞いたんですね。

私は、こう説明しました。

「さっさと治療を済ませて

職場に復帰したい気持ちは

わかります。」

「でも、パニック障害はじっくりと

腰を据えて治療すべき

病気なんですね。」

「職場にバレないかと

怯えていたのでは症状の改善が

遅れてしまいます。」

「心配事は少しでも減らして

安心して治療に専念できる

環境を作るべきです。」

「素直に話してみるといいですよ。

意外と分かってくれるんじゃ

ないですか。」

そして、Gさんは

職場に話に行ったのでした。

そして、内緒にしていた

辛かった気持ちを

全部打ち明けたのでした。

すると、みんなが、

「早く良くなって戻ってこい。」

「お前の席は

必ず空けておくからな。」

と、言ってくれたそう

なんですね。

Gさんは、目の前が

パッと明るくなったような

気持ちになったそうなんです。

そして、今はすっきりした気持ちで

症状の改善に努めて

いらっしゃいます。

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このように、”心の引っかかり”を

なくしていくことも症状の改善に

つながっていきます。

なんだか身体が症状という形で、

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辛いのを我慢してると苦しいよ。

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と、教えてくれたような

気がするんですね。

 このように、

心が健康だと体も健やかになる。

あなたも、

心と身体の両方に栄養を

あげてくださいね。

最後まで、読んでいただきまして、
ありがとうございました。

今日も、あなたの心が、

穏やかに過ごせますように!