ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。

クライアントのKさん(30歳女性)は、

娘さんの親子遠足に参加できて

喜んでいます。

でも、一言。

「頓服を飲んじゃいましたけどね」

こうおっしゃるんですね。

Kさんは投薬治療と並行して

私のセッションを受けていますが、

とても調子が良くなったので、

頓服を飲む機会はかなり減っています。

なので、

「せっかく飲まなくなったのに

飲んじゃったわ」

そんな気持ちになっているようです。

では、頓服薬とは

どういう使い方をするもの

でしょうか。

頓服薬とは、

回数や量を決めずに

症状が出たときに使う薬です。

Kさんは普段の生活では

ほとんど使わなくなっています。

でも、親子遠足は、普段の生活とは違う

お出かけなので、念のために、

飲んだわけです。

つまり正しい使い方をしたわけですね。

そしてKさんは投薬治療以外に

私のセッションで薬に頼らない治療で

改善が進んでいます。

なので、今後いっそう

頓服に頼る機会も

減っていくでしょう。

そして最後は、

頓服を止めると言うよりも、

頓服が必要なくなって使わなくなる。

そんな状態になっていくでしょう。

私はKさんに、

「正しい頓服の使い方ですから、

気にしないでくださいね。」

とお話ししたところ、

「本当に必要なくなるまで

うまく使っていけばいいんですよね。」

そう笑顔でお話ししてくれました。

あなたも、お薬を飲んでいるなら、

Kさんの気持ちは

よく理解できることでしょう。

でも、治療において、

お薬とは、杖のようなものです。

杖は足の怪我が治れば

自然と使わなくなります。

お薬を止めなければではなく、

自然と必要なくなる状態を

目指してユルユルがんばって

いきましょう。

最後まで、読んでいただきまして、
ありがとうございました。

今日も、あなたの心が、

穏やかに過ごせますように!