ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。

クライアントのNさん(30歳女性)が

LINEで緊急のサポートを

お願いしてきました。

「急に1人で電車に乗って

出かけないと

いけなくなりました。」

「先生、サポートお願いします。

何からあったら連絡しますね」

3ヶ月前、セッションを始める頃は、

調子の良い時、

近所に出かけられる位で、

だんだん家から出たくなくなってきた

Nさん。

体調の良い時に旅行に出かけて、

大きな発作を経験したことを

引きずっていらっしゃいました。

今は、電車や車で旅行にも

行けるようになりましたが、

今日は、とても不安そうです。

後から伺ったのですが、

実はこの駅で大きな発作に襲われて、

救急車を呼んだことがあったのです。

あなたも、

そんな嫌な思い出の場所で

いけなくなっているところは

ありませんか?

そんなところは、

どうしても苦手意識が強く、

脳や体が恐怖を覚えて

しまっているので、

ちょっと頑張りどころです。

私は、

「辛かったら電話して下さいね。」

そうお答えすると、同時に、

気をそらすための笑顔で

ほっこりする動画と、

対処法を送りました。

そして、対処法の手順をお伝えすると、

Nさんは、

「まだドキドキしますけど、

何とかがんばりますね。」

そうおっしゃってくださいました。

結局、Nさんは無事に30分、

電車に乗ることができたんですね。

ここまでは、

よくある実践の風景ですが、

あなたにぜひ

やっていただきたいことが

あります。

それは、なぜこのような

結果になったのか考えると

言うことです。

こういう質問をすると、大抵の方は、

〇〇と言う対処法が良かったから。

思ったより混んでなかったから。

このような答えをされます。

でも、これでは状況や環境、

何かに頼った結果、

たまたまうまくいった。

どこかそんなふうに

考えているように思うんですね。

これは、NさんがNさんの意思で

行動したことなんです。

治療の良い機会にしようと思い、

乗り越えようと思って

私にLINEしてきた。

ドキドキにとらわれなかったこと。

とらわれないために

いろんなことをしたこと。

そうやって自分自身を

安心させようとしたこと。

だからうまくいったんです。

Nさんの意思と行動が

症状にとらわれず、

安心する結果につながったのです。

なので、ちゃんと

自分の成功体験として

覚えておいてくださいね。

うまくいったのは、

たまたまではありませんからね。

次回も、症状に

とらわれないようにして、

ご自分で安心を生み出すような

行動をとれば、同じように

乗り越えられます。

Nさんのパニック発作に

打ち勝つコツのようなものです。

いかがですか

不安や恐怖から気を逸して、

とらわれず、恐怖に飲み込まれない。

そのためのあなたのコツを

ぜひ、身に付けてくださいね

最後まで、読んでいただきまして、
ありがとうございました。

今日も、あなたの心が、

穏やかに過ごせますように!