ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。

「私は認知行動療法は

やったことがあります。

でも、うまくいきませんでした」

「余計にひどくなって

家から出られません。」

無料セッションに

申し込んでくださいました方が

こうおっしゃいました。

このような方は昔から

いらっしゃいましたが、

最近特に増えている気がします。

投薬治療で効果が得られず、

薬に頼らない治療をしようと

調べて認知行動療法を

やってみようと言うわけです。

中でも暴露療法と言うのは、

よく用いられる手法なのですが、

なぜそうなっててしまったん

でしょうか。

今日は、暴露療法について

考えてみようと思います。

暴露療法(エクスポージャー療法)とは、

簡単に言えば、

不安感、恐怖感、発作など、

症状にさらすことにより、

慣れてもらい、

だんだん感じなくなると言う

効果を期待しての治療法です。

私もおおまかな原理としては、

良いとは思います。

しかし、行動計画を

とても乱暴に行う方が

多いようなんですね。

症状にさらすこと、ありきの

実践計画を立てていくわけです。

例えば、電車に乗れない人なら、

怖くても電車に乗ってきなさい。

発作が起きても、そこから逃げずに

発作を受け続けなさい。

不安でも不安に集中して

気をそらしてはいけない。

そうすれば、だんだん

慣れてくるから慣れるまで

我慢しなさい。

こんな進め方をされた方が、

余計に悪化して

私に相談してこられます。

あなたは今の話を

聞いてどうですか?

真剣に治したい方ほど、なんとかしようと、

言われた通りに何度もチャレンジします。

怖くてストレスでいっぱいになり、

無理がたたって、大きな発作につながり、

怖くて出かけられなくなってしまう。

そんな残念な結果に

なってしまうようですが、

そうなっても当然と

思いませんか?

恐怖感とは、

危険を回避するための

脳のサインでもあるんですね。

それに逆らい続ければ、

心と体がおかしくなるのは

当然のことじゃありませんか?

パニック障害の治療とは、

不安から小さな自信へ。

そしてその小さな自信を

大きく育てていくことです。

心と体に無理な方法をとれば、

自信が育つどころか、

実践が辛かった経験として、

脳に書き込まれるだけです。

やりたくなくなるのは、

脳の働きからすると

自然なことです。

最近は、いろんな情報が発信され、

独学でがんばっていらっしゃる方も

多いようです。

今日のお話を参考に、

ぜひ悪化しないように

気をつけていただきたい。

そんな気持ちからお伝えしましたので、

今日のところは終りにしたいと思います。

最後まで、読んでいただきまして、
ありがとうございました。

今日も、あなたの心が、

穏やかに過ごせますように!