ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。初回のセッションで、Sさん(30歳 女性)が、このようにおっしゃいました。「一度、失敗したら、全てが台無しになるって言われました。」Sさんは、今まで投薬治療と公認心理士よる認知行動療法をやってきたそうです。先ほどの言葉は、診察の時に、医師や心理士に言われたそうです。あなたは、この言葉をどう思いますか?一度の失敗で、全て台無しになるなら、行動療法で治る人なんているのでしょうか。絶対にいないと思います。そもそも失敗ってなんでしょうか?計画通り進めることが出来なかった?体調が悪く、いつもより出来なことが増えたから?多分、こういうことを失敗というのでしょうが、それは違います。それは、失敗ではなくて、ただの途中経過です。行動療法は、“適切な負荷で、継続的に行動することで、心と身体を整えていくこと”です。継続的に、苦手になったことにチャレンジすることで、脳の誤作動で、起きている恐怖が緩んできます。そういう治療法です。環境の変化や、心の状態、天候、外的ストレスなどで、体調は変わります。それは、パニック障害の人じゃなくても、あることです。その時々で、それなりに暮らしていくことで、だんだん体調の波は穏やかになってきます。心も体も交感神経優位になりがちなのがパニック障害ですが、【適切な負荷のトレーニングで、自律神経も整います。】それには、失敗なんてありません。「行動すれば、ちゃんと治療は成り立っています。」「無理なく、今できることを、ユルユル頑張れば、それでいいんですよ。」とても安心したご様子のSさん。今までの、頑張りがちゃんと活きてきますからね。あなたも、もしかすると、うまくいかない時、台無しになったように感じることもあるかもしれません。そんな時は、今日のお話を思い出してくださいね。大丈夫。あなたは、元気になれます!最後まで、読んでいただきまして、
|
---|
不安・パニック障害 一度失敗したら、全てダメになる?