ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。

不安感と、動悸の発作で、

電車に乗れなかったAさん。

今では、発作も予期不安も起きずに、

外出を楽しんでいらっしゃいます。

そんなAさんに、

「元気になりましたね。」

と、言うと、

「そんなことないですよ。」

と、おっしゃいます。

あなたは、どうですか?

元気ですね、といわれると、

否定したくなりませんか?

これって、クライアントさんあるあるで、

多くの方が、そんな返事を

してくださるんですね。

そう返事をする理由は、

  • もしかしたら、

また、症状が出るのではないかと

思っている。

  • 不安でいることに

慣れてしまっている。

  • たまに出る症状を気にして、

完璧を求めている。

こんな心理が働いているように

思うんですね。

確かに、そう思う気持ちは、

よ~くわかります。

でも、①のように、

自ら症状が出ることを恐れて、

構えてしまうと、

余計に症状が出やすいですし、

②の不安グセも、心と身体、

特に脳に負荷がかかるので、

やめたほうがいいです。

③のように、完璧を求めると、

小さな症状が大きく感じてしまい、

症状を誘発してしまいます。

クライアントさんは、

絶好調を求めすぎる傾向に

あるように感じています。

でも、心の病を

発症していない人でも、

好不調の波はあるし、

意味もなく、

気分がすぐれない時だって

あるんですね。

なので、調子の悪い時は、

あっても普通です。

気にせず、無理せず、それなりに

暮らしていけばいいだけ。

Aさんに、

「では、セッションを受ける前と

比べてどうですか?」

と、伺うと、

「元気になっていますよね!」

と、明るくおっしゃるのでした。

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人間の思考の力は、

あなたが思っているより、

とても強いです。

なので、

“自分の気持ちが

何にフォーカスしているか。”

これに、気を配って

ほしいんですね。

症状にフォーカスすれば、

症状が力を得ます。

元気にフォーカスすれば、

元気に力が加わるんですね。

あなたも、ぜひ、

良いこと、楽しいこと、

そして、望む未来にフォーカスして、

元気になっていきましょうね。

最後まで、読んでいただきまして、
ありがとうございました。

今日も、あなたの心が、

穏やかに過ごせますように!