ライフコーチング”不安障害専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。「こんな病気、さっさと治したいです!!」セッションでよく言われる言葉です。クライアントさんの、本心だと思います。あなたも、そう思いますか?でも、そこに執着しすぎると、落とし穴があるように思うんです。楽やスピードより、一歩一歩着実に。病気の治療では、そこが大切だと思います。—————————先日、初回のセッションで、Tさん(31歳 女性)をヒアリングした時のことです。Tさんは、今までいろんな治療法を試しているようなんですね。では、なぜ、今までの方法ではダメだったのかと聞くと、「すぐに治りそうだったんで、やってみたけど、うまくいかなかったです。」このようにおっしゃるんですね。なるほど。確かに、簡単に治ればそれに越したことはありませんよね。私の知る限り、少なくとも、パニック障害の治療に関しては、”最低限の努力は必要”なんですね。多くの人は、”病気とは、医者が簡単に治してくれるもの。”そう思っているように感じます。でも、医者や薬だのみでは、根本的な治療にならないから、認知行動療法という方法でやっています。私は、Tさんに正直にお話しました。「認知行動療法は努力が必要ですけど、できますか?」そうお尋ねすると、Tさんは、「新たな気持ちで頑張ってみます。」そうおっしゃったんですね。——————————–残念ながら人間は楽な方に行ってしまうんですね。もちろん、私もその一人です。その気持ちが悪いばかりではありません。私の認知行動療法は、なるべく無理のない方法でやっています。でも、そんな方法も、やりきらないと結果は出ないんですね。だからこそ、身に付いた時には、確実にメリットをもたらしてくれる。そう思うんですね。あなたは、つい途中でやめたいなんて思うときはありませんか?でも、それではもったいない。とにかく、納得がいくまでやり切ること。それを忘れないで欲しいんですね。あなたも、そう決めて、今日もユルユル頑張っていきましょうね。最後まで、読んでいただきまして、
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改善が進む、治療の考え方