ライフコーチング”不安・パニック・恐怖症専門”カウンセラーの横井延昌(よこいのぶまさ)です。
あなたは、
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」
という言葉をご存じですか?
あの有名な
松尾芭蕉の俳句です。 この意味は、
夜道を歩いていると
なんだか道の先で ゆらゆら揺れる影が・・・! なんだろう?
怖いな、もしかして
幽霊かもしれない! そんなふうに思い始めると
怖くて怖くて 一歩もそこから 動けなくなってしまう。 でも、思い切って
正体を見てやろう! とそこまで行ってみると、 ただ枯れたすすきの穂が
風に吹かれて 揺れているだけだった・・・。 なあんだ、ホッ。 そんな俳句であり、
また人生の 教訓でもあるんですよね。 “案ずるより産むがやすし”
ということわざも 同じ意味のことを 言っていますよね。 あなたにも
同じような経験、 あるのではないですか? 実は、
私にもこんな経験があります。 友達から初めてクラシック
コンサートに誘われました^^ でも、自分はクラシックコンサート
なんて行ったことがないし、 雰囲気も全くわからい。 静かなところで
くしゃみが出たらどうしようとか 途中眠ってしまったら
友達に悪いなとか、 いろいろ想像したら
すごく億劫になっちゃって^^; でも、一緒に行ってみたら
素晴らしいコンサートで とっても感動したのです。 まさに案ずるより産むが安しの
経験でした^^ でも、こういうことわざが
あるということは、 裏を返せば、 つい、不安なことを考えて
考え過ぎて 動けなくなってしまうことが どんな人にも
あるってことですよね^^ 多かれ少なかれ
みんなに共通することだから、 こうしてことわざになっている と思うのです。 健康な人でも
不安障害という 病気を抱えている人でも 程度の差こそあれ “案ずるより産むが安し”
“取りこし苦労” “幽霊の正体みたり枯れ尾花” 的な傾向はあるということです^^
ただ、なかなか
健康な人ほど 気持ちの切り替えが 簡単にできないだけ なんですね。
でも、
だからと言って、 気持ちの切り替えが
まったくできないって ことじゃないんですね。 ほんの小さなこと
ご自分でもできる ことからでいいんです。 その小さな一歩が
よくなっていくための きっかけになっていくことは よくあることなのです。 ———————————————
幽霊の正体みたり枯れ尾花 ——————————————— ・電車に乗って
発作が起きることが怖い! ・スーパーのレジで並んでいる
とき倒れたらどうしよう! ・歯医者さんへ行けないのに、
虫歯が痛くなったらどうしよう! そんなふうに、
起こるかもしれない未来の 恐ろしい出来事を想像して、 今、なにも
できなくなってしまうことは、 まだ見たことがない
幽霊を想像し、 怖くて先へ進めない状態と
同じなんですね。 幽霊の正体を見るには
思い切った「エイッ!」といった 行動が必要です。 でも、
発作がこわくて
先へ進めないときに取る 思い切った行動というのは、 それほど必死の覚悟がいるもの
じゃなくても大丈夫なんです^^ ・スーパーまで行けなくても
ぐるっと家の周りを 散歩できたら大丈夫だし、 ・電車に乗れなくても、
駅の近くまで行って電車を 見てくるだけでも大丈夫。 ・今は歯医者へ
行くことが怖くても、 家から近い歯医者を調べたり、 そんなことをするだけでも
オッケーなんですね。 どうですか、
ちょっとだけ勇気を出して 行動を起こしてみませんか?
最後まで、読んでいただきまして、 ありがとうございました。 今日も、あなたの心が、
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